大事にお世話をして家族のような存在になるペット達ですが、人間よりも短く儚い命・・・。お別れのときは必ずやってきます。
今回はハムスターの寿命による老化現象の症状について詳しく解説します。
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目次
<目次>
ハムスターの老化はどのくらいの時期から始まるの? |
ハムスターの老化の症状 |
ハムスターの老化と介護の方法 |
ハムスターとお別れの時、最後の行動とお見送りについて |
まとめ |
ハムスターの老化はどのくらいの時期から始まるの?
ハムスターの老化は早いと生後1年半ぐらいから始まると言われています。
ハムスターの寿命は種類、個体差によるところが大きいですが、平均で2年半から3年、長生きしても3年半ぐらいです。
ギネス記録では4年6カ月生きたというハムスターがいたのですが、これでもハムスターにしたらかなりの長生きの大記録です。
ハムスターは人間の約5〜6倍も早く時間が過ぎていきます。
生後10日で人間の1歳、生後1年では30代後半ということになり、1年半を過ぎたあたりから60代手前、初老期が始まります。
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ハムスターの老化の症状
ハムスターの老化か始まるとこんな症状が出始めます。
- 歯が抜ける・歯が伸び過ぎる
人間と同じで、歯が抜けてエサを食べづらくなります。また硬いものが食べられなくなるので歯が伸び過ぎてしまうことがあります。
- 動きがにぶくなる
脚、腰の力が入らなくなりトコトコと歩けていたのが、ヨタヨタと歩くようになり、動きがだんだんとにぶくなっていきます。
- 毛にツヤがなくなる・毛が抜け落ちる
ハムスターは毛づくろいをするのですが老化が始まると毛づくろいをしなくなるので毛にはツヤがなくなり、抜け毛も増えていきます。
- 目の色が濁る
黒い瞳は老化始まると、濁る(にごる)ことがあります。これは老化による白内障で、視力が徐々に失われていきます。
- 脚の爪が伸びる
活動する夜の時間も巣箱で休む時間が増え、動かなくなるため脚の爪がすり減らず、伸びてきます。
以上が主なハムスターの老化の症状です。
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ハムスターの老化と介護の方法
ではハムスターが老化した時にどんなことをすれば良いのでしょうか。詳しく説明します。
硬いペレットが食べられなくなったようなら、ペレットをぬるま湯でふやかして与えてください。ふやかしたペレットは傷みやすくなるので食べ残しはすぐに捨てるようにしてください。
歯が伸び過ぎる、脚の爪が伸びてハムスターが辛そうなら動物病院で処置をしてもらいましょう。事前にハムスターを診ていただける動物病院を探しておくのが良いですね。
老化が始まったハムスターは歩くこともままならなくなるので、ケージ内の段差を減らしましょう。エサ入れは浅いものに変えて、巣箱の入り口は入りやすいようなものにかえると良いでしょう。
ハムスターの白内障は残念ながら治療はできませんので、ハムスターがぶつかってケガをしないように要らなくなったものは処分して、なるべくストレスがかからないようなバリアフリーな環境作りをお願いします。
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ハムスターとお別れの時、最後の行動とお見送りについて
ありったけの愛情を注いでお世話をしていても、お別れのときは来てしまいます。
ハムスターの命が消える最後の行動は前述したものに加えて、体温が下がることです。
触ってみて、「あれ、少し冷たいかも・・・」と思えたらハムスターの最後のメッセージかもしれません。
ただしこれが冬の場合なら冬眠かもしれないので、冬眠と亡くなる時の違いは
- 身体に弾力はあるか
- 目と口が開いて呼吸をわずかにしているか
- 初冬から冬にかけての時期か
以上で判断できます。判断できかねるときは、ハムスターをタオルなどでくるみ動物病院で診てもらってください。
悲しいことですがハムスターが亡くなったら、ハムスターの身体は小さくてすぐに身体が固まってしまいます(死後硬直)その前に脚をそっと内側に曲げてあげて、身体からでた体液などを綺麗に拭き取ってあげてください。
ハムスターの身体をガーゼなどでくるみ、保冷剤やドライアイスをおいて供養したら、できればペット専用の葬儀を行なっている業者さんにおねがいすることをお勧めします。
ご自宅の庭に埋めてあげる、プランター葬といった土葬の方法もありますが、完全に土に還る時間は30年以上ともいわれています。このあたりをよく考えてみていただけたらと思います。
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まとめ
家族と同じように短いけれど大切な時間を過ごしてきたハムスターとのお別れを後悔しないためにも、出来るかぎりのことをしてあげたいですよね。