皆さんは、ミミズクをペットとして飼育できることを知っていますでしょうか?今回は、ミミズクの飼育方法や飼育下での寿命、その種類や生体の値段についてご紹介したいと思います。
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目次
目次
ミミズクをペットして飼育した場合の寿命は? |
ミミズクの種類と生体の値段について |
ミミズクの飼育方法は? |
ミミズクを飼育する際の注意点は? |
まとめ |
ミミズクをペットして飼育した場合の寿命は?
ミミズクは、その種類によって寿命が変わってきます。また個体の大きさによって、寿命の長さが違うようです。もちろん、飼育環境や生体の健康状態によって、寿命は変わってきますが、ミミズクを小型種、中型種、大型種で分けた場合、小型種は10年から15年、中型種は20年から30年、大型種は40年前後の寿命だと言われているようです。
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ミミズクの種類と生体の値段について
近年、ミミズクやフクロウを、飼育したい人が増えてきています。その理由の一つとして種類が豊富なことも関係しているようです。小さくてかわいい小型種や、大きくて存在感抜群のカッコよさの大型種まで、自分の飼育したい大きさの種を選ぶことができるのも、人気の理由のようです。
まずは小型種の、ミミズクからご紹介したいと思います。
ヨーロッパコノハズク
小型の中でも超小型のミミズクです。全長16cm~20cm程で、体重は60から135g程になります。小型なので、飼育スペース的には飼いやすいようですが、体重と温度管理が難しいため、初めて飼う方には、難易度が高い種類のようです。生体価格ですが15万~25万円程で販売されているようです。
スピックコノハズク
小型の中でも1・2の人気を争う種類になります。人気の秘密は、飼い主さんに非常に慣れやすい所のようです。大きさですが、全長20~25cm、体重は100~160g程に成長します。生体価格は35万から40万円程で販売されているようです。
アフリカオオコノハズク
アフリカコノハズクは、小型種の中でも人気があり、飼育しやすい種類になります。黒い縁取りのある真っ白い顔が特徴で、大きなオレンジ色の瞳をしています。全長20~25cm程で、体重は200g程に成長します。体が細くなることで有名になった種類のミミズクです。生体価格は40万円程で販売されているようです。
次に中型種の、ミミズクをご紹介したいと思います。
ニュージーランドアオバズク
ニュージーランド原産の、唯一の種類になります。日本でみられるアオバズクとは別の種類になります。中型種の中では、小さめの種類になります。初心者の方にお勧めの種類のようです。全長25~35cm、体重は180~200g程に成長します。生体価格は35万円~40万円程で販売されているようです。
アフリカワシミミズク
新しい環境に慣れるのが早く飼育しやすいため、初心者の方にお勧めの種類のようです。身体も丈夫で性格のいい子が多いようです。全長35~45cm、体重は650~900g程に成長します。生体価格は30万~40万円程で販売されているようです。
次に大型種の、ミミズクのご紹介をしたいと思います。
ベンガルワシミミズク
大型種の中で、飼育者数が最も多い種類です。別名「ミナミワシミミズク」とも呼ばれています。性格は好奇心旺盛で、物怖じしない子が多いようです。賢く、よく慣れ、大きさも大型種の中でも小さめのため、飼育がしやすいのも人気の理由のようです。全長50~60cm、体重は0.9~1.4kg程に成長します。生体価格は40万円から50万円程で販売されているようです。
アメリカワシミミズク
アメリカワシミミズクには、ブラウンとホワイトの2種類のタイプの子がいます。羽角がとても発達していて、顔の面積と同じくらいの長さがあります。金色の鋭い瞳にキリっとした顔立ちが特徴的です。全長40~60cm、体重は1~2kg、大きい個体は2.5kg程に成長します。生体価格は30万円から40万円程で販売されているようです。
ファラオワシミミズク
オレンジの体色が特徴的な種類になります。他のワシミミズク同様に扱いやすい種類ですので、初心者の方でも安心な種類のようです。全長45~50cm、体重は1.9~2.3kg程に成長します。生体価格は50万円程から販売されているようです。生体によっては80万円以上する個体もいます。
次に超大型種のミミズクをご紹介したいと思います。
ユーラシアワシミミズク
ミミズクの中でも、超大型の種類になります。体色は褐色かクリーム色で瞳は橙色、足の指に羽毛が生えています。ハンターとしても優秀で、最強クラスの捕食者になります。存在感抜群のよい家族になると思います。力が強いため、きちんとした調教を行うようにしましょう。全長50~75cm、体重は2~2.5kg程ですが大きい個体だと、4kℊ程に成長する場合もあります。生体価格は35万~40万円程で販売されているようです。
シベリアワシミミズク
世界最大のミミズクの種類になります。天敵がいないこともあり、非常に度胸が強いです。性格は落ち着いた子が多いようです。大きく白い身体に、濃い黒色の模様が入っています。暑さが苦手なので注意が必要になります。全長60~80cm、体重は2~4kg程に成長します。生体価格は80万円から100万円前後で販売されているようです。
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ミミズクの飼育方法は?
ミミズクの飼育方法には大きく分けて4種類の方法があります。
①係留飼育
ミミズクの足に、足革のアンクレットとジェスをつけて、リーシュと呼ばれるひもでパーチ(止まり木)につないで飼育する方法です。事故が少なく、掃除などの手間がかからないですが、ミミズクの飛ぶ姿が見られないのが残念な点になります。
②ケージでの飼育
猛禽類用のケージに入れ飼育する方法になります。お掃除はケージの中だけで済みますが、ミミズクの羽が擦れたりしてしまうことがあります。ケージに入れていることにより、ミミズクが、人離れをしてしまうことがあるようです。
③半放し飼い
飼い主が見ていられる時は、部屋で自由に放し飼いをし、留守の時や睡眠時は係留飼育をする。もしくはケージ飼育をする飼育方法になります。飼い主の生活に合わせて、飼育をする方法になります。
④完全な放し飼い飼育
ミミズク専用のお部屋を用意してあげて、部屋に放し飼いをする方法になります。自由に飛び回れることにより、生き生きとした姿が見られると思いますが、ミミズクが迷子(ロスト)になってしまうこともありますので注意が必要になります。
次にエサですが、エサは冷凍マウスやウズラ、ヒヨコを流水で解凍をし、下処理をしたものを与えます。すでに下処理済みをしたものを販売しているお店もあります。猛禽類のエサは売り切れることが多いため、エサを切らさないように気をつけましょう。爪や嘴などのお手入れも必要です。エサの処理の仕方やあげ方、お手入れの仕方など、ミミズクを購入するお店で、教えてもらいましょう。自分の飼育したいミミズクに合った飼育環境を考えてあげましょう。
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ミミズクを飼育する際の注意点は?
ミミズクを飼育する上で、注意しなくてはいけないことが何点かあります。まずは、ミミズクを購入する前に、ミミズクの診察をしてくれる動物病院が近くにあるかどうかを、確認しておきましょう。犬や猫を診察してくれる病院は数多くありますが、鳥類の診察をしてくれる病院は、あまり多くありません。ミミズクを購入する予定のお店の方に、相談してみるのもいいかもしれません。
鳥類をペットにしたときに、多いトラブルが「ロスト」です。ミミズクが逃げてしまい、迷子になってしまうことを「ロスト」と言います。ペットのミミズクは、自力でエサを取ることができない為、ロストはミミズクの命にかかわります。部屋の戸締りなど細心の注意を払って下さい。他にも誤飲のトラブルや、衝突による事故などもありますので、注意をして見てあげるようにしましょう。
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まとめ
今回は、ミミズクの種類や生体の価格、飼育方法や飼育する際の注意点などを、ご紹介させていただきました。色々な種類がいるため、どの種類の子を飼うのかを決めるのも、楽しみの1つだなと感じました。お気に入りの子に出会えるといいですね。ミミズクが長生きできる様に、その子に合った飼育環境を整え、お迎えして頂けたらと思います。