ウサギと言えばピンと立った耳、機敏な動作、モフモフの愛くるしい生き物を連想しますよね?
ただ今回の主役アメリカンファジーロップという品種、通称「アメファジ」はその耳がまるで帽子の様に垂れ下がっている品種です。
また一般に「長毛種」と呼ばれる品種のウサギで、その手触りは非常に滑らかです。
では愛玩動物として人気の高い本種について早速ご説明していきます。
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目次
<目次>
アメリカンファジーロップの特徴 |
性格や値段・寿命は? |
飼い方や費用は? |
病気や気をつけること |
まとめ |
アメリカンファジーロップの特徴
冒頭の通りぺったんこの垂れ耳がチャームポイントです。長毛種であり、名前のファジーは「柔らかい」という意味です。
元々長毛種で毛並みの良いアンゴラ種と垂れ耳ウサギのホーランドロップ種を掛け合わせることで、両者の良いとこ取りをしたウサギです。
その毛量で「可愛い毛玉」と呟かれるほど大人気のペットです。
成獣はオスメス共に30cmほど、体重は約2kgになります。意外に大きくなる種類です。
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性格や値段・寿命は?
そして性格は「人懐こい」「温厚」「甘えん坊」と飼育に向く3大要素全てが詰まっています。
飼い主に抱っこをせがんだり、積極的に近寄る好奇心を持ち合わせ、余程のことがない限り攻撃を仕掛けない温厚さが特徴的です。
価格はやや高めで平均3〜5万円です。
平均的な寿命は5〜10年と幅がありますが、他種よりはやや長命な傾向があるようです。ただウサギのギネス長寿記録は18才と10ヶ月です。平均値はあくまで目安に過ぎません。大切に飼い長生きさせてあげましょう。
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飼い方や費用は?
大人しいため猫などの外敵に襲われやすく、また飼い主さんとの触れ合いを増やす為室内飼いが適しています。
その際のケージは一般的なウサギのケージで事足ります。
水については迷信がありますが必ず必要です。直容器ですとこぼしたりし風邪をひくので外付けの給水機が良いでしょう。
水は毎日取り替えましょう。
餌については全く困りません。アメファジ専用フードも市販されています。もちろんウサギ用フードでも構いません。牧草由来のチモシーやアルファルファなども大好物です。しかも安価で取り扱う店もドラッグストア・スーパー・ホームセンターと多岐に渡り手に入れやすいので便利です。
たまにニンジンや果物などおやつをあげると喜びますよ。
幼い頃から複数飼いなら問題ありませんが、ウサギは元々縄張り意識が非常に強い動物です。
ある程度成長した際にもう1匹飼育してみよう、となると驚くほどの大喧嘩をしたり飼い主にヤキモチを妬くので避けて下さい。
注意することは気温と湿度です。
長毛種なので人間が快適な温度でもかなり体感温度を高く感じています。特に夏場などはクーラーで24〜25℃に保ち続けてあげて下さい。
また垂れ耳種なので内耳に水分が溜まりやすい特徴があります。そのため耳に関する炎症などの疾患が多くなります。
カラカラも良くありませんが除湿機などで適切な湿度を保ちましょう。
基本獣医さんは10割負担です。下記の動画の様に「動物保険」に入ることも、疾病が起きやすいアメファジにとっては視野に入れてもいいかもしれません。
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病気や気をつけること
すでにお話しした様に長毛種の関係上、熱がこもりやすく「熱中症・脱水症」を引き起こします。
また空気に肌が触れにくく蒸れ易いので皮膚炎といったトラブルが非常に多いです。小まめにブラッシングをしてあげましょう。
またすでに述べた通り耳の内部の通気性が非常に悪く、「耳炎」が付き物です。これは垂れ耳ウサギの持病と言っても過言ではないでしょう。
湿度を気にかけるのと同様、耳掃除などのケアは欠かせません。ですが下手に素人が行うとかえって傷付けてしまい炎症のきっかっけを作ってしまいます。
定期的に専門家にケアしてもらうことをお勧めします。
最近は獣医に足を運ばなくても、ペットショップなどで「耳掃除」のサービスを提供しています。病気そのものは獣医しか診れませんが、定期的なケアをこういった専門家から学ぶのも一つの手でしょう。
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まとめ
ウサギと言えば中々神経質で、悪く言えば余り賢くないイメージが先行しがちです。
ですがいざ飼い始めると、そんな固定観念は次々と消えていくほど懐きます。
こんなご時世ですが逆にプラスに考えて、ベタ慣れのアメリカンファジーロップを育て上げてみてはいかがですか?