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ウズマキヤッコは呪術廻戦に登場?肌荒れとサンゴや混泳・繁殖などの飼育法は?

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/de/Pomacanthus_imperator_juvenile.jpg

ウズマキヤッコは、出世魚であるタテジマキンチャクダイの幼魚名です。幼い頃はその名の通り見事な“うずまき”模様を持ち、非常に目を引く魚です。
英名はEmperor Angelfish。この科の魚種の王様的存在です。

その生態に触れていきましょう。

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<目次>

アニメ「呪術廻戦」OPにウズマキヤッコが出演!?
ウズマキヤッコの飼育と肌荒れについて
ウズマキヤッコの混泳はできるのか?特にサンゴ・イソギンチャクとの相性は…
ウズマキヤッコの繁殖
まとめ

目次

アニメ「呪術廻戦」OPにウズマキヤッコが出演!?

アニメもよく見る私ですが「呪術廻戦」はいつか見ようと思いつつ、見逃していた作品です。

公式OPを見ると冒頭すぐに、電車内の主人公?の足元に吸い込まれる様に確かに泳いでますね。内容に掛けているのでしょうか?何とも不思議です。

✳︎追記
アニメ内のテーマであるデスゲーム「死滅回遊」になぞらえ、冬を越せない「死滅回遊魚」であるウズマキヤッコをモチーフにしたという考察が盛んにTwitter等で議論されています。真相はいかに…

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ウズマキヤッコの飼育と肌荒れについて

※出典 UNIQUE FISH CLUB


まずウズマキヤッコは病気にかかりやすい魚です。特に白点病が顕著で、完治したとしてもそこから雑菌等が入り、体表がボロボロになってしまうことがあります。

この事を「肌荒れ」と言います。

対処法ですが、まず主となる病気の根治を目指します。
その後も肌荒れが続く様でしたら「淡水浴」の出番です。

淡水浴はその浸透圧の関係から薬剤を用いず、体表から効率的に寄生虫・細菌などが追い出せます。ただ生体自体にも負担がかかるので、最終手段且つ短時間(約5〜10分)で終わらせます。

次に飼育についてです。

ウズマキヤッコは出世魚と既にお話ししました。成魚のタテジマキンチャクダイは40cmになる巨大魚です。
最低でも90cm水槽は必要となります。

※出典 Wikipedia タテジマキンチャクダイ

そのサイズでしたら、ろ過は思い切ってオーバーフロー式の方が効率が良いです。値は張りますがろ過槽に殺菌灯やプロテインスキマーを置けるメリットもありますし、何より日常管理がグッと楽になります。

生息水温は22〜26℃の範囲です。夏場も20℃台を保ち続ける必要があります。30℃を超えると溶存酸素が少なくなり、海水の腐敗速度も急激に上昇するからです。

草食性が強いので草食海水魚専用飼料をメインに与えます。拒食が見られたら生き餌→乾燥餌→人工飼料の順に慣らします。

手軽な生き餌で生鮮売り場のアサリ等が使えます。そこから乾燥イトメ、人工飼料に徐々に切り替えましょう。ただ、水は汚しやすいので換水は必須です。最低でも2〜3週に1/3ほどは水換えをしましょう。

この様に水質には非常に敏感な魚です。

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ウズマキヤッコの混泳はできるのか?特にサンゴ・イソギンチャクとの相性は…

残念ながら同種間は限りなく不可能です。
ヤッコ類はナワバリ意識が非常に強く、同種同士は死ぬまで争い続けます。
広い自然界なら問題ありません。
ただ限られた空間である水槽内ではかなり無理があります。

多種との混泳ですが、大人しい魚なら問題ありません。スズメダイ・ハナダイ・クマノミ・ハゼなど多数候補が挙がります。

ただ砂中を掘り返し餌を探すタイプ(ベントス食と言います)の底生魚は避けて下さい。
砂中の細菌コロニー(デトリタス)が巻き上がり、悪性菌による病気に繋がるからです。

イソギンチャク・サンゴの導入ですが、ほぼ不可能です。
イソギンチャクはその毒性や魚食性でヤッコに危害を与えます。皮膚疾患が顕著なヤッコはそれが原因で死に至ることもある程です。

サンゴはそのポリプがヤッコの餌となってしまいます。もちろん常に餌を切らさない、サンゴに危害を加えない等細かく配慮できるなら別ですが、中々そうもいきません。

基本的にこの2種はウズマキヤッコとの相性は最悪の部類です。

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ウズマキヤッコの繁殖

繁殖に関してはかなり不明瞭な魚です。
現在明確になっている部分を記述します。これを参考にして下さい。

キンチャクダイ類の多くは雌性先熟型です。そして雌雄同体の特徴があります。
つまり稚魚の内はほぼメス個体なんですね。
野生下では一匹のメスがオスに性転換し多数のメスを引き連れる「ハーレム」を作ることが知られています。

産卵についてはオスがメスに巻きつくバラマキ式です。受精卵は潮流に流されますが、沈着するのか?浮遊しながら孵化するのか?定かではありません。
ウズマキヤッコの小さな個体が浅瀬の磯などで見られることから、身を隠しながら徐々に成長をしていること、おそらくは植物性プランクトンを主食とし育つことは推測できます。

これらの事実から、個人レベルでの繁殖は極めて困難であることは明らかです。

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まとめ

意外にその生態は未だ解明されていないウズマキヤッコことタテジマキンチャクダイ。
ただ10年ほどの寿命をもちます。

長い付き合いの中、ゆっくりとその謎を解き明かすアクアリストが出てきてくれる事を望むばかりです。

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