犬を飼うなら室内?室外? メリットとデメリットを比較

犬を最初に飼うときにまず考えるのは「室内で飼うか室外で飼うか」ではありませんか?
特に年配者は「犬は外で飼うものだ」と意見してくるのも多いと聞きます。
確かに昔は犬は外で犬小屋で飼うのが普通でしたからその意見も至極当然です。
ですが、現代では獣医師も犬は室内で飼うことを推奨しています。

では、どちらがいいのでしょうか?
今回は犬の飼い方の室内飼育と室外飼育について比べてみましょう。

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目次

<もくじ>

犬にとって室内と室外どちらがいい?
室内飼育のメリットとデメリット
室外飼育のメリットとデメリット
室内と室外を比べてみた
まとめ

犬にとって室内と室外どちらがいい?

犬の気持ち的には活発な犬ほど外で生活したいと思っています。
外で風を感じて、家の番犬として役割も与えられ門番の仕事をしてる犬ほど生き生きとしています。

ですが、体のことを思うと室内のほうが安全です。
犬は寒さに強く、暑さに弱い動物です。
昨今の夏の暑さは異常なほどで、昔と比べて夏の平均気温が3.2度上昇したと言われています。
この猛暑の中外で太陽にさらされる状況でいると、間違いなく熱中症になるでしょう。

また蚊にも刺されやすくなりフィラリアになりやすくなります。
定期的に予防薬を飲んでいたとしても、フィラリアにかからない可能性は0ではありませんので注意が必要です。

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室内飼育のメリットとデメリット

メリット

・コミュニケーションが十分に取れる
同じ屋根の下にいるのですから、当然一緒に過ごす時間は増えます。
目に見える範囲にいつもいるわけですから、家族も犬と遊ぶ時間や触れ合う回数も多くなります。

・体調管理がしやすい
病気やケガにすぐに気づくことができます。
家族の誰かがいつも見ているわけですから、少しの異常でも気づくことができます。
早く気付けるということは即病院へ連れてくなどの対処も早くできるということなので、結果的に室外犬より安全といえます。

デメリット

・掃除が大変
犬種によって程度の差はありますが、基本的に抜け毛が多いため部屋中が毛だらけになってしまいます。
さらにダブルコートの二重構造の体毛の犬は秋と春の換毛期に手入れを怠ると、部屋にふわふわと綿毛が漂ってしまいます。

・甘やかしによる躾が不十分になる
ご飯を食べてるときにねだられてついあげてしまう。主人が寝る場所に陣取られてもかわいいから許してしまう。
そんなことを繰り返してると主従関係が逆転してしまいます。

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室外飼育のメリットとデメリット

外に犬小屋を設置して犬を飼うのは古くから続いてる飼い方です。
最近はご近所の目も合って厳しい環境にありますね。

メリット

・本来の環境に近い生活ができる
もともと犬は洞穴のような場所を寝床にしてきた動物です。
フローリングの床よりも土や草むらの上を好みますね。

・番犬の役目
縄張り意識が強く、仲間(家族)を守ろうとする意識が強い犬ですので、番犬として立派に役目を果たそうとします。

・掃除の手間や室内での悪戯、誤飲の心配がなくなる
犬にとってのメリットというか、飼い主の都合によるメリットになります。
他にも散歩後の足裏を拭く作業もなくなります。

デメリット

・病気になりやすい
暑さによる熱中症、水が入った入れ物をリードでひっくり返してしまい、一日中水分が取れない状況になってしまう等、朝晩の散歩時だけで目を配るだけだと取り返しのつかないことにもなりかねません。

・コミュニケーション不足
室内犬に比べるとやはり目が届かない分、コミュニケーションも不足してしまいます。
犬は群れで暮らすのが普通ですので、自分だけが外に出されてるのは孤独だと感じてしまいます。

・悪意ある人間からの攻撃の危険性
万が一飼い犬が外から毒入り団子など悪意ある攻撃を受ける可能性も0ではありません。

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室内と室外を比べてみた

寿命

50年前の外飼い主流の時代から、犬種にもよりますが3倍近くそれ以上に長くなっている統計が出ています。
主な理由は病気の予防やペットフードの充実による健康面の改善です。
病気やケガ予防は前述の通り室内飼いの方が家族の目が届き、それによって対処も早くなっています。
室内飼いと室外飼いでは圧倒的に犬の寿命が長くなります。

現在の室内飼いの統計

3年前の調査では室内が83%、室外が17%と室内飼いがほとんどを占めています。

保健所や保護団体から犬を迎える際に「完全室内飼育」を条件にする施設団体がほとんどです。
これは保護した犬が必ず幸せになって欲しいという思いで、譲渡条件に加えているそうです。
これによっては賛否両論あるそうですが、人間不信になってしまった犬にはやはり温かい家族の中で過ごしてもらいたいという職員さん達の気持ちが含まれてると思います。

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まとめ

犬の室内飼いと室外飼いについて紹介しました。
今では犬は番犬というより家族の一員として迎えるという考えが強く、大型犬でも室内で飼育する人が多いです。
個人的には室外飼育がいけないといは思いません。
上記に書いた室外飼育のデメリットをすべてクリアにすることが可能なのであれば屋外で飼っても問題ありません。

それぞれの生活環境に合わせて、家族と最適な方法を考えてくださいね。

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