少しぽっちゃりな猫も可愛らしいですが…
もし、愛猫が最近肥満気味だったら何かの病気じゃないかな?
と心配になっている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
実は、肥満が原因の病気になると命にかかわることもあります。無症状の病気などもありますので、注意しましょう。
この記事では、猫の肥満からくる病気と種類について、肥満の原因や症状、肥満の防止法や解消法にも触れ、解説していきます。
いつまでも愛猫と暮らせるためにぜひ、参考にしてください。
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目次
<目次>
猫の肥満からくる病気と原因 |
肥満の症状とチェックの仕方 |
肥満の解消法 |
肥満の防止策 |
まとめ |
猫の肥満からくる病気と原因
猫の不満からくる病気と原因について、それぞれ解説していきましょう。
<脂肪肝・肝硬変>
肥満の猫がかかりやすい病気が脂肪肝です。肝臓に余分な脂肪が溜まり肝機能障害が起こってしまいます。
脂肪肝から肝硬変に進むと肝細胞が脂肪になってしまい肝臓自体は小さく固くなってしまいます。
ここまで進むと末期状態で治らなくなります。無症状で進んでしまいます。
原因は、肥満以外にもストレスが大きくかかわっています。
<糖尿病>
人間同様、肥満気味だと糖尿病が疑われます。
血糖値が高くなってしまう病気です。発症したら血糖値を元に戻すための治療が
始まります。飼い主さんが自宅でインスリンの注射をするなど飼い主さんにも愛猫にもかなりの負担になります。
食べ過ぎに運動不足など肥満の要因も大きいですが、食事面ではたんぱく質や低炭水化物が摂れていないなどが原因です。
<高血圧>
体内の血圧が通常より上がってしまう病気です。高血圧に猫がなると、様々な臓器が損傷されますが以外なことに目に影響が出ることがあります。進行すると網膜剥離で失明といった恐ろしい病気なのです。
腎臓の疾患が影響している場合が多いようです。肥満と同時に腎臓に負担がかかっていないか、原因を探ってみましょう。
<心筋症>
心臓が機能的に障害を受けると発症する病気です。少し元気がなくなったり食べる量が減る程度の症状なので見逃しやすいです。遺伝性の可能性が高いようなので1度確認されてもいいですね。
原因としては、やはり肥満とは密接にかかわっていますがそれ以外はバランスの良い食事を子供のころから心掛けていきましょう。
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肥満の症状とチェックの仕方
肥満気味になると、当然お腹周りや顔など肉付きがよくなり運動不足であまり走り回らなくなったりエサの減りも早くなったりします。
体重増加で動きが鈍くなり、以前までなんともなかった場所からジャンプするのも、足首や腱を痛めてしまうため飛ばなくなります。
肥満かどうかチェックする方法がありますのでご紹介します。
・体重で判断する
体格の差や猫種によりますが猫の適正体重というのがあります。
オス猫は5~5.5㎏でメス猫は3.5~4㎏になります。愛猫が適正体重を超えて
いるなら、運動をさせたり食事の制限が必要です。目安にしてください。
・触って判断する
背中辺りから側面に向けて触ってみてください。あばら骨を簡単に探せて分
かるようならば肥満ではありません。
触っても骨がどこか手で感じなければ要注意です。
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肥満の解消法
猫の肥満解消法としては、普段の運動量を少しづつ遊びなどを加えて増やし食事の管理をすることになるでしょう。
毎日の食事の量を減らすのは逆にストレスになりかねません。
これまでと同じエサを与えるなら、少ない量を回数を増やし与えると実際の量は減っても何度も食べられると錯覚してストレスになりません。
ただ、食べきるまで置きっぱなしにするのはやめましょう。
カロリーを抑えたエサに変える場合は、これまでのエサに少しづつ混ぜて慣らしてあげるようにすれば、愛猫も受け入れやすいはずです。
肥満の防止策
愛猫が肥満からくる病気で苦しまないために肥満防止法をいくつかご紹介します。
- エサの置きっぱなし
- 多頭飼いの食事法
- エサを変えてみる
- 適度な遊びや運動
- 定期健診
いつでも食べられるようにと、エサを常に出したままだとダラダラと食べてしまうため、決まった時間に出すようにしましょう。
多頭飼いで一斉に食べる姿は圧巻ですが、食べ過ぎてしまう猫とあまりエサにあ
りつけない猫が出てどちらも良くありませんね。
1人づつ、ボウルに入れ食べ終わるまで見守りましょう。
市販のえさにもカロリーを抑えたんぱく質など必要な栄養素が豊富なものがありますので、変えてみるのも一つの手です。
普段から、飼い主さんと一緒に遊びながら運動になることを考えて運動不足を解消しましょう。
定期健診で検査のついでの先生に相談され、体重管理などクセにして気を付ける
ようにしてあげてください。
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まとめ
ぽっちゃり猫も可愛らしいですが、取り返しのつかない病気になる可能性があるため、肥満には日頃から気を付けましょう。
運動不足にならないよう注意し、必要に応じて食事の管理を徹底します。
肥満からくる病気には、あまり症状が出ないものも多いので愛猫をよく観察してあげてください。