人から愛されるカワウソ、その生態や歴史、特徴とは

可愛い鳴き声や、愛くるしい見た目がチャームポイントのカワウソ。
そんなカワウソについて今回は生態や歴史・特徴について深掘りします。

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目次

カワウソの名前の由来

「カワウソ」という名前は響きも可愛らしいですよね。
そんなカワウソの名前の由来とはなんでしょうか?

日本ではかつてカワウソは「川に住む恐ろしい生き物」と言われていました。
これをきっかけに「カワに住むオソろしい生き物」「カワオソ」と呼ばれるようになり、現在カワウソという名前になったという説があります。

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カワウソの特徴や生態

カワウソの特徴はまず、その愛くるしい見た目ではないでしょうか。
茶色の毛に覆われ、つぶらな瞳を持つカワウソは人々を虜にします。
そんなカワウソの生態とはどのようなものなのかご紹介します。

  • 防水性の高い毛

カワウソの毛の内側には密度の高い毛が生えています。
これにより、水中の中でも肌が濡れることがないので、体温が逃げにくい仕組みとなっています。
毛の働きはこれだけでなく、高い防水性のおかげで水の抵抗を受けにくく、水の中を上手に泳ぐことができます。

  • 肉食動物

また、カワウソは可愛い見た目とは裏腹に肉食動物です。
食べ物を貪る時の表情はとても恐ろしく、ムシャムシャと悪魔のように牙を見せながら、魚や肉などを食べます。

  • コツメカワウソならではの手

さらに種類によって現れる特徴もあります。それはコツメカワウソの手です。
「コツメカワウソ」という名前がつくくらい、小さな爪が付いた、可愛らしい小さな手を持っています。
そんな手を持つコツメカワウソは、とても手先が器用で、岩の隙間などに手を入れて生き物を捕まえることができます。

色々な特徴や生態を合わせ持つカワウソは可愛いだけでなく面白い生き物でもあります。

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カワウソの歴史

今回はカワウソの中でも、日本独自の二ホンカワウソの歴史をご紹介します。
カワウソは本来日本全国に多く生息していました。
しかしあることをきっかけに、数が減ってしまうということが起こりました。
詳しくは引用にてご紹介します。

かつては本州・四国・九州に広く分布していたらしく、骨の一部が各地の遺跡から出土しています。 日本の近代化とともに河川環境が悪化し、また毛皮をとる目的で捕獲され、次第に生息域を追われていったと考えられています。
 1880年代には東京にも生息していたそうです。大正年間には年に1000頭以上の捕獲記録があります。 その後、乱獲と河川環境の変化により各地で次々に絶滅し、1930年ごろには兵庫・和歌山・京都・長野などに少数が分布するに過ぎない状態となり、 まもなく消息を絶ちました。
 1947年に香川県の海上で3頭が捕獲され、四国で生存が確認されましたが、瀬戸内では1964年頃、愛媛の宇和海では1973年ごろを境に姿を消しました。現在、生息は未確認です。

<引用:須崎市>https://www.city.susaki.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=251

引用からわかるように、日本由来のカワウソは乱獲によって数が減ってしまい、現在ではその姿を見ることができなくなってしまいました。

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カワウソの人との関わり

カワウソは人とどのように関わりを持つのかご紹介します。
まず、カワウソは人に非常に懐きやすい性格です。
そして、寂しがり屋で甘えん坊で、いわば、かまってちゃんの性格です。
そのため、人との関わりを積極的に好みます。

カワウソのかまってアピールは凄いものです。
どのようにアピールするのかというと、
餌が欲しい時、甘えたい時、遊びたい時などに「きゅーきゅー」といった鳴き声を出します。
その鳴き声や要求はなかなか収まらないので、ペットと距離を置きたいタイプの方には向かないかもしれません。
積極的にかまってあげれる心の余裕のある方の飼育がおすすめです。

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まとめ

日本においてのカワウソは乱獲の歴史から、日本古来から住む二ホンカワウソの姿は見れなくなってしまいました。
現在ペットとして飼育されているカワウソはコツメカワウソという、小さな可愛いらしい手が特徴のカワウソです。
カワウソのお迎えをお考えなら、充分に歴史を知ったうえで、たっぷりと愛情を注いであげましょう。

コツメカワウソの生態〜知って欲しい カワウソは野生の動物である事を〜(Asian small clawed otter)
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