ミナミヌマエビは、他の魚と一緒に飼うことで水槽のお掃除をしてくれると飼う方が多いです。
でもミナミヌマエビだけでも楽しくアクアライフを楽しむこともできますよ。
今回はミナミヌマエビを飼うための水槽の立ち上げや、生活環境についてご紹介します。
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目次
<目次>
ミナミヌマエビはどんなエビ? |
ミナミヌマエビの理想の生活環境 |
ミナミヌマエビの水槽の立ち上げ方 |
ミナミヌマエビを飼う時の注意点 |
まとめ |
ミナミヌマエビはどんなエビ?
ミナミヌマエビは十脚目ヌマエビ属の一種で、日本本州(西部から南)朝鮮半島、台湾、中国の淡水に広く分布しています。
体長は20mm〜30mmと小さいエビで、動物の死骸や、藻類(コケ、モ)を小さく千切って口に絶えず運んで食べます。
このような性質から、他の淡水魚の食べ残しや、水槽内に生えやすい藻を食べて水槽をきれいに保つ他、水槽の中の生き物の多様性を楽しむ役割を持つエビでもあります。
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ミナミヌマエビの理想の生活環境
ミナミヌマエビにとって理想の生活環境に必要なものは一体なんなのでしょうか。
それは、
水質が一定に保たれていること、水温が適温であること、ミナミヌマエビを捕食する者がいないことの3つです。
水が汚れてしまうとミナミヌマエビにはすぐ影響し、脱皮を繰り返すようになったら水質低下のサインです。
ミナミヌマエビに適している水温は23度から25度くらいで、水温が30度を超えるようになると厳しくなってきます。
ミナミヌマエビは小さなエビで、捕食されやすいので水槽に一緒に入れる魚はメダカなどの小さな魚にしておくとよいですね。
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ミナミヌマエビの水槽の立ち上げ方
新しく水槽に水を入れてすぐ、ミナミヌマエビを入れたいところですが、それは1番やってはいけないことです。
ミナミヌマエビを水槽にうつす前に「水合わせ」ということを行います。
ミナミヌマエビは、急に環境がガラッと変わると命に関わるので、必ず水合わせを慎重に行いましょう。
水合わせをする前に、水槽の環境を整えるために以下のものを用意しましょう
- 水槽(60cm)ぐらいの大きさが適しています。
- あらかじめ汲み置きしたカルキを抜いた水
- ソイル(床砂)ミナミヌマエビの餌となる微生物を生み出してくれます。
- フィルター 吸入口にエビが吸い込まれないようにスポンジなどで塞ぎましょう。
- 水草 「ウィローモス」「アナカリス」「マツモ」がおすすめです。ミナミヌマエビの絶好の隠れ家になりますよ。
- エアレーション(酸素を補給)酸欠を防ぎます。
水合わせの方法
ミナミヌマエビをショップなどで購入した時はビニール袋に入っていると思いますので、水槽にカルキを抜いた水を入れ、エビの入ったビニール袋を水槽に浮かべます。
そしてエビの袋の中に、水槽の水を少しずつ入れ(おたま1杯分くらいから)水を捨ててを2時間から3時間ごとに繰り返します。
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ミナミヌマエビを飼う時の注意点
新しく水槽に水を入れるときは水合わせをちゃんとする人は多いのですが、水槽の掃除をするために水を抜く時もなるべく急激に中の水を替えないように少しずつ変えていくように気をつけましょう。
前述しましたが、ミナミヌマエビは低温よりも高温に弱く、水温が30度を超えると水中の酸素が不足して最悪全滅もありえます。
高温対策として、涼しい場所に水槽を置くのはもちろん、冷却ファンや、水を入れ凍らせたペットボトルなどを水槽の上に置くなどして、できるだけ水温が上がることのないようにしたいですね。
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まとめ
ミナミヌマエビの動きと、水の流れ、揺れる水草をみているだけで心が癒されると思います。ミナミヌマエビだけではなく、相性のとてもよいメダカと飼ってみるとさらに楽しめると思います。