フクロウは昔から幸せのシンボルとして親しまれている鳥ですが、実際は夜の暗い森の中を音もなく飛び、エモノを捕らえるハンターなんです。
そんなフクロウがペットとして飼えることは可能なのか?と、フクロウの種類についてご紹介します。
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目次
<目次>
フクロウは飼えるの?ペット可能なの? |
フクロウの種類と選び方 |
フクロウの入手方法とフクロウの価格について |
フクロウの飼育方法 |
まとめ |
フクロウは飼えるの?ペット可能なの?
結論から言いますとフクロウはペットとして飼うことはできます。
しかし、ペットとしてお迎えするには相当の覚悟が必要です。
フクロウは猛禽類(もうきんるい)の仲間で完全な肉食で、野ネズミやウサギなどの小動物を餌にしているので、ペットとして飼う際も餌は「生肉」です。
しかもスーパーで売られているパックの生の肉類ではなく、血肉ではないといけないのです。フクロウは動物の血液と肉から栄養を摂るので、血を抜かれた肉では栄養不足になります。
なので「ラット(ネズミ)」やヒヨコ、ウズラなどをさばき下処理をして与えます。さばくことに抵抗のある方にはフクロウの飼育は不向きです。
そしてフクロウはストレスに弱く、ストレスがたまらないような充分な飼育スペースの確保が必要です。
これらのことを踏まえて本当にフクロウを飼うことができるかどうかよく考えてみてくださいね。
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フクロウの種類と選び方
それでは、ペットとして飼うことのできるフクロウの種類をご紹介します。
コキンメフクロウ
体長は約24cm、体重は170gぐらいと小さなフクロウです。身体が小さい分、ナイーブな性格です。
メンフクロウ
特徴的なハート模様を顔にもつユーモラスなフクロウでSNSで人気です。体長は30cmから40cm、体重は450g前後です。
アフリカオオコノハズク
自分より強い者の前ではキュッと細くなり、自分より弱い者に対しては羽を膨らませて威嚇するという姿がTVで紹介され人気になりました。体長は28cm、体重は200g前後。
スピックスコノハズク
体長は24cm、体重は160g前後。フクロウの中では穏やかな性格で人にもなれやすいフクロウで初心者向き。
ヨーロッパコノハズク
体長は15cmから20cm、体重は100g前後でとても小さいフクロウで飼いやすい種類です。
アメリカワシミミズク
体長は46cmから60cm以上、体重は1.5kgと大型のフクロウです。迫力のある姿で人気ですが、性格は獰猛で初心者には向かないです。一度心を許した相手には忠実なところも。
フクロウは種類によって人慣れが早かったり、初心者には不向きなフクロウもいます。
フクロウを選ぶ際には、性格、大きさを調べ、自分の家で飼える環境を作れるかどうか確認してから選ぶと良いでしょう。
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フクロウの入手方法とフクロウの価格について
フクロウの入手方法ですが普通のペットショップでは、ほとんど取り扱っていないです。
珍しい小動物や鳥類を扱うお店や、猛禽類専門のお店、または最近人気のフクロウカフェなどでも生体販売を行っているところがあるので、探してみて下さい。
フクロウの価格は種類によりますが、平均で15万円から40万円と見て下さい。
人気のフクロウや希少種だと100万円を超える高額になる場合があります。
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フクロウの飼育方法
フクロウの飼育方法には、ケージを使う飼い方、室内で放し飼い、係留飼い、完全放し飼いがあります。
どの飼い方でもアンクレット・ジェス・リューシュを用意して下さい。
アンクレットは足輪、ジェスは革紐、リューシュは猛禽類用のロープで、フクロウを止まり木に結びつける道具達です。
縛り付けるのは可哀想と思われるかもしれませんが、ロストと言われるフクロウが逃げてしまうことを防ぐためと、ある程度自由を制限しないと野生の習性が大きくなり、フクロウを飼うことが難しくなるからです。
ケージを使う場合は、フクロウのストレスが溜まらないように大きめのものにしましょう。
室内で放し飼い、完全放し飼いする場合は、部屋を丸ごとフクロウに渡すくらいの覚悟は要ります。
エサは前述しましたように、ラット、ヒヨコ、ウズラなどで、そのままの姿で冷凍されたものが販売されています。他には昆虫を食べるフクロウもいます。
フクロウに与えやすいように下処理をしたものや、姿がわからないように処理されたものが販売されていますが、欠品することが多いのでできればご自分で下処理ができれば良いと思います。
エサは1日1回または2回ぐらいで、フクロウが食べやすい大きさに切って与えて下さい。
フクロウのクチバシと、爪切りは定期的なメンテナンスが必要で、慣れないうちは動物病院などに頼む方が無難です。
フクロウはトイレを止まっているところでは真下にするのでペットシーツや新聞紙などを敷いておくと掃除がしやすいです。掃除は毎日行いましょう。
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まとめ
フクロウはペットとして飼うことはできますが、エサの問題、環境を整えないと飼育はかなり難しいと思います。その問題をクリアできればフクロウと良い関係を築けるかと思います。