ネズミを退治するために作られたヨークシャーテリアですが、小ささと被毛の綺麗さから、労働者階級だけでなく上流階級の人の間でも人気となり、次第に狩猟犬ではなく愛玩犬として扱われるようになりました。(諸説あります)
美しく長い被毛が特徴の小型犬。美しい毛質から「動く宝石」とも呼ばれ、世界中で人気のある犬種です。
ヨーキーという愛称で親しまれています。
一方、負けん気が強く、臆病なので吠えることも多いです。
こういった点は家庭で飼うには飼いにくいとも言われることもあるようです。
今回、ヨークシャーテリアが飼いにくいと言われている理由はどんなことがあるのかを探っていこうと思います。
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目次
ヨークシャーテリアの特徴
大きさ:小型犬
・体重:2~3kg(チワワに続き2番目に小さい犬種)
・体高:15~18cm
・被毛の長さ:長毛種
・被毛のタイプ:シングルコート(抜け毛が少ない)
ヨークシャーテリアの毛色は、一生の内に7回変化するとも言われており、子犬から成犬になるまでだけでなく、成犬になってからも毛色の変化を楽しめる犬種です。
お散歩しているヨークシャーテリアを見ても、毛色が様々で太陽のもとでは光があたりとてもきれいですよね。
性格は、とても活動的で負けん気が強いです。
勇敢で利口、好奇心旺盛、フレンドリーで人懐っこく甘えん坊ですが、臆病で警戒心が強い一面もあり、慣れない相手や大きな音などを怖がって攻撃的になる場合があります。
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ヨークシャーテリアを飼って後悔する理由とは!?
体臭
とっても美しい被毛ですが、その被毛はオイリーであることでも知られています。
油分が多くベタつきやすいので、面倒くさがってブラッシングやシャンプー、トリミングなどのケアをサボってしまうと大変なことになります。
被毛の油分は、雨などから体を守る働きをしていて、そのために皮膚から皮脂を分泌することで毛の艶を維持していました。
ただ、時代の流れとともに室内で飼われることが多くなり、昔のように外で雨にさらされるということもほぼなくなりました。
ある程度の皮脂は必要なものですが、皮脂が過剰に分泌されると、汗と混ざりあって体臭につながり、皮膚の病気を引き起こすこともあります。
「脂漏症」という皮膚の病気はカビのような嫌な臭いを放つため、体臭の原因になってしまいます。
ケアを怠ったことで愛犬が病気になってしまうと、罪悪感にも苛まれますし、後悔をしてしまうことになるでしょう。
他にも
被毛が長いので、目やにや涙やけが目の周りの毛に付きやすい傾向があります。
そうなると目やにや涙やけが付いたままの毛は、濡れて湿ったままとなり、そこから雑菌が繁殖してしまいます。
耳毛もあるので、汚れがたまることで臭いを放ってしまいます。
このように、ヨークシャーテリアは体臭に関するケアが必要不可欠であり、手がかかるといっても過言ではないです。
私も昔、同じ小型犬を2匹飼っていましたがブラッシングをしようとすると逃げ回るので、捕獲してブラッシングするまでが大変でした・・。
結局、トリミングにだしてカット、シャンプー、爪を切るところまでやってもらいました。
トリミングに定期的に行くことになるとそれなりにお金がかかります。
生活とお金に余裕がないと、ヨークシャーテリアを飼ってから後悔することとなります。
私が飼っていた犬はヨークシャーテリアではなかったので、数か月に一度という頻度でした。
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他の犬より飼いにくい理由
ヨークシャーテリアの弱点として、「体臭」の他にも
・関節が強くない
・温度変化に弱い
といったことがあげられます。
これらは、他の小型犬にもみられることですね。
私が昔飼っていた小型犬も、一時期関節を悪くしてしまい後ろ足が立たなくなってしまい、動物病院にかかったことがありました。
他の小型犬に見られる弱点プラス「体臭」というヨークシャーテリア特有の弱点があるので、他の犬と比べてしまうと少し飼いにくい部分があるかもしれません。
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体臭を防ぐ対処法・愛犬を守る対策は・・?
まず一番の対策はブラッシングを毎日行うことです。
毎日しっかりとブラシングをしてもつれをといて、長い毛に絡まっているゴミやノミ・ダニなどを取り除くことが大切です。
ブラッシングをしてあげることで、ヨークシャーテリアの綺麗な体毛を保つことができます。
季節に合った頻度のシャンプーをすることで、体臭を防ぐことができます。
脂っぽくなりやすいヨークシャーテリアにとってシャンプーはとても大切です。
梅雨~夏は2週間~3週間に1度、それ以外の季節は1か月に1度、シャンプーをしてあげましょう。
私が飼っていた犬は水が大嫌いでシャンプーをすると、とても悲しそうな顔をしていたので少し可哀そうでした。
トリミングや歯磨き、爪切り耳掃除などの定期的なお手入れは、愛犬の健康を維持するためにも必要です。
おうちで飼い主さんがシャンプーしてあげるのも、愛犬とのコミュニケーションを取ることとしてもいいかもしれませんね。
そして、滑りやすいフローリングなどには、足腰に負担がかかるため、滑り止めのワックスやマットを使用するとよいでしょう。
ヨークシャーテリアには、ツルツル滑るフローリングはとても関節に負荷がかかり関節の病気や膝蓋骨脱臼などになりかねません。
私が飼っていた愛犬も爪が伸びるとフローリングでツルツルすべり、とても歩きづらそうにしていることもあったので爪を切るのも忘れないようにしなくてはなりません。
ソファーから床への飛び降りなども気を付けたいところです。
また、ヨークシャーテリアはシングルコートなので、寒さにも暑さにも弱い犬種です。
特に暑さに弱いので、夏の暑い時期はサマーカットを施してあげることが必要です。
体毛を短く切ってリボンをつけてあげるとくりくりした目がよく見えて、とても可愛らしいです。
寒さにも弱い犬種なので寒い時期には寒さ対策も行うといいです。
ヨークシャテリアが休むベッドやお気に入りの場所は特に快適な気温になるように、夏は冷感シート、冬はペット用ヒーターなど工夫をしてあげるといいですね。
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まとめ
ヨークシャーテリアは、小型犬特有の関節が強くないこと、気温の変化に弱いことに加えて、ヨークシャーテリア特有の体臭に対する被毛のケアが必要です。
なので、他の犬に比べると少し飼いづらい部分があるかもしれません。
また、臆病で警戒心が強い性格もあるので、吠えることも多くあります。
ヨークシャーテリアにかぎったことではないですが、犬それぞれの特徴があるので飼ってから後悔しないように、犬を飼いたい!飼おう!という話しが出た時には、その犬の特徴をわかったうえできちんとケアやお世話をできるのか、を家族できちんと話し合うことが大事です。
子犬のころにきちんとしたしつけをしておけば、吠えることや噛み癖などは飼い主がコントロールできることもあります。
ヨークシャーテリアは子犬のころにきちんとしたしつけをしておけば、成犬になっても従順にしつけを守る性格です。
逆にきちんとしたしつけをしておかないと、飼い主にとって後悔するような生活が待っているかもしれません。
すべて飼い主さん次第ですね。
実は私は幼いころ引っ越し先でヨークシャーテリアを家族で飼おう!という話しが出ていました。
でも、学校で犬を拾ったため、ヨークシャーテリアを新居で飼うことはできませんでした。
いつかヨークシャーテリアを飼ってみたいと思っています。
ヨークシャーテリアは飼いづらいと思われがちですが、きちんとケアをしてあげれば目がくりくりしてとってもかわいく被毛もキラキラして美しい犬種です。
ぜひ、犬を飼おうと検討している方は、ヨークシャーテリアも選択肢に入れてみてください!!
美しく可愛らしいヨーキーとの生活を楽しんでみてはいかがでしょうか☆