ニホンモモンガはペット飼育可能?生態と鳴き声の特徴や生息地と繁殖法は?

 皆さんは、ニホンモモンガがどんな生物なのかを、知っていますでしょうか?今回は、ニホンモモンガの生態やその鳴き声の特徴、生息地や繁殖方法についてなどを、ご紹介したいと思います。

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目次

目次
ニホンモモンガの生息地は何処?
ニホンモモンガの生態やその特徴について
ニホンモモンガはペットして飼育できるの?
ニホンモモンガの繁殖について
まとめ

ニホンモモンガの生息地は何処?

 ニホンモモンガは、日本の固有種になります。本州・四国・九州など22府県に生息しています。青森から奈良に生息している個体を『ホンシュウモモンガ』、山陰に生息している個体を『サンインモモンガ』、九州に生息している個体を『キュウシュウモモンガ』と分類する場合もあります。ニホンモモンガは、個体数が減少しているため『絶滅危惧種』に指定されています。山地帯から亜高山帯の森林に住んでいますが、生体の特性上、樹洞を住処にしているため、樹洞がある森林でないと、生息できないといわれています。現在、樹洞があるような、古い落葉広葉樹林が減少しているため、ニホンモモンガの生息地の把握や、生息地となる落葉広葉樹林の保全、分布している可能性のある地域の自然林を、伐採しないようにする必要があると考えられています。

日本モモンガ    Japanese dwarf flying squirrel

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ニホンモモンガの生態やその特徴について

 ニホンモモンガはリス科の哺乳類で、モモンガ属に分類されています。別名、ホンドモモンガとも呼ばれています。森林地帯に生息し、樹洞やキツツキの古巣、人口の巣箱などに住んでいます。巣の材料にはスギの樹皮を使います。ニホンモモンガは、冬眠をしない為、雨や雪から身を守るために、スギが最適の材料だと考えられています。夜行性のため昼間は主に巣で過ごし、夜になると、闇夜の森の中を滑空しながら、木々と木々の間を移動します。20mから30m滑空することができ、風にのれば、最長で100m程滑空することもできます。先が曲がっている鍵爪を持っているため、木登りも得意です。足の裏には、ピンク色の肉球があり、前脚には4本、後脚には5本の指があります。夏は茶色、冬は灰色の毛色になります。雑食性で、トカゲや木の芽、樹皮や果実、ドングリなどの木の種などを食べます。体長は15cmから20cm、尾長は10cmから15cmで、体重は100gから200g程です。尾は平べったい形をしていてフサフサの毛が生えています。鳴き声は「キュウキュウ、キュウキュウ」と小鳥のさえずりの様な高い声で鳴きます。

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ニホンモモンガはペットして飼育できるの?

 ニホンモモンガは、個体数が減ってきているため、現在は『絶滅危惧種』に指定されており、ペットとして飼育することができなくなっています。タイリクモモンガも以前は、ペットとして飼育可能でしたが、現在は特定外来種に指定されているため、ペットとして飼育することができなくなっていまいました。現在ペットとして飼育可能なモモンガは、アメリカモモンガだけになります。昨今、フクロモモンガがペットとして人気がありますが、フクロモモンガは有袋類になりますので、モモンガとは別の種類になります。

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ニホンモモンガの繁殖について

出典:https://www.toyama-familypark.jp/

 ニホンモモンガの繁殖期は、5月から7月頃で妊娠期間は約30日程です。一度に1匹から5匹、平均2匹から3匹の子どもを出産します。子どもは1カ月半程で離乳をします。野性化での寿命は4年から5年程度と言われています。まだ、ニホンモモンガの生態について詳しく分かっていないことも多い様で、1年に2度繁殖することも、あるともいわれています。

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まとめ

 今回は、ニホンモモンガの生態やその鳴き声、生息地や繁殖方法についてなどを、ご紹介させていただきました。ニホンモモンガは日本の固有種ですが、個体数が減少しており、絶滅危惧種に指定されていることも分かりました。モモンガの生態については、夜行性であることもあり、不明な点がまだまだ多いようです。これ以上個体数が減少しないように森林の環境保護をしていく必要があります。そのためには、地域の人々のご協力が必要不可欠です。ニホンモモンガのような貴重な動物が、自分たちの地域に生息しているという事を、知ってもらうことが、自然保護への第一歩だと思います。

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