猫の飼い方について!飼う前の心構えや子猫を迎える際の注意点を紹介。

世の中では最近、猫がブームになっていて、いたるところで猫のキャラクターや猫がテレビCMに出ていたりしますね。
また、最近ではコロナ禍で家にいる時間が長いということもあり、ペットを飼う方が多くなってきているのも事実です。
その中でも、猫は散歩も必要がないので飼いやすさもあり、コロナ禍での息苦しい生活を猫により癒しを感じている方も増えているようです。

今回は、今ブームになっている猫の飼い方について改めてみていきます。
また、子猫を迎える際にはどのようなことに注意をしたらよいのかも具体的みてみます。

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目次

猫を迎える際の心構えは?

猫を迎える前に、飼い主としての心の準備が出来ているかをもう一度確認しましょう。
完全室内飼いの猫の場合、まず10年以上は生きると考えてよいでしょう。寿命が長いと20年以上生きることもあります。
それだけの長い年月を、何があっても見捨てず一緒に過ごせるのかを必ず確認してください。
もしかしたら途中で重病になって治療に手間とお金がかかるかもしれません。猫が問題行動をして嫌気がさすことも考えられます。
それでも猫を飼いたいのか、そして迎えた猫を最期まで責任を持って飼い続けられるか、よく考えてください。

猫に限らないことですが、動物を飼うということは、一生添い遂げるという心構え、覚悟が必要です。
なにか都合ができて、途中で投げ出すということは絶対にできませんので、迎え入れるまえによく今後の将来設計なども考える必要があります。

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猫に出会う場所や選び方を教えて!

まず、自分がどのような猫を飼いたいのかを考えてみましょう。
10年~20年、生活をともにするパートナーとなる猫を選ぶ基準はいろいろありますね。
自分と相性のいい子を選びたいですね。

<選び方>
・純血種の猫か?雑種の猫か?
猫の気質や行動は、遺伝的要素と生後約8週間ほどの社会化期の経験の両方によって決まると言われています。
純血種を希望する際は、各品種に関連付けられている特性をきちんと調べて理解しましょう。
一般的な遺伝的要素が明確になっている純血種は、そうした特性を予測しやすく、また健康問題に関しても同様のことが言えます。

・年齢
◇~生後6ヶ月
とにかく可愛い盛り
飼育環境によって性格が変わる
新しい環境に慣れやすい
ずっと遊んでいたい、何でも口の中に入れたい

◇生後6ヶ月~1才
子猫らしさを残しつつ、落ち着きが出てくる
知らない物や人を警戒する
成長が止まりつつあり大きさの予測がつく

◇1才~
人との関わり方を心得ている
猫によっては新しい猫を受け入れにくい
自分のペースで生活したい

◇7才~
落ち着いていて、あまり動じない
飼い主と意思疎通できる
自分の好きな場所で平和に過ごしたい

・性別
◆オス
子供っぽくて甘えん坊
遊び方が激しい
体が大きい
食べることが好き

◆メス
落ち着きがあって大人しい
キレイ好き
小柄な子が多い
怖がり

・毛色
◇黒猫
賢く、おっとりしていて甘えたがりな子が多い
賢い分、イタズラをしてしまうことがある。危険なものは放置しないように心がける
よく人に懐くので、猫初心者の方にもおすすめ

◇白猫
警戒心が強く、神経質。クール
外見が明らかに目立ちやすいことから神経質な場合が多い
程よい距離感を保ち、猫のペースに合わせてあげることが大切
純粋に真っ白というよりは少し模様や茶系の色味が加わっていることが多い

◇キジトラ
野性味溢れて警戒心むき出しなタイプとベタベタ甘えたがるタイプに分かれる
リビアヤマネコに近い存在で、カモフラージュがしやすい柄であることから、厳しい環境でも生き延びてきた。仲良くなりたければ、程よい距離感を大切に
猫のほうから甘えてきたら撫でてあげ、飽きた様子が見られたら解放してあげるといい

◇茶トラ
非常にマイペースでおっとりな性格
茶トラは遺伝子の関係上、オス猫の割合が多いというのが最大の特徴
警戒心自体は低いものの、小心者な性格がストレスを感じやすい
安心できる環境を整え、分離不安にならない程度に甘えさせてあげるといい

◇ブラック&ホワイト(黒色が多い)
穏やかでマイペース、活発で甘えん坊
協調性が高い

◇ブラック&ホワイト(白色が多い)
温厚に見えるが、気が強い
白が多いと警戒心とプライドが高い所があるが、人相手にも猫相手にも空気が読める世渡り上手

◇三毛
99%以上がメスで、サビと同じくオスが生まれる確率は3,000分の1から30,000分の1と、とても稀
気分屋だが、猫相手には意外と面倒見が良く母性本能が強い
気まぐれ、好き嫌いがはっきりしているなど、性格がほかの猫よりもきつめ

<猫と出会う場所>
・ペットショップ
ペットショップで買う利点としては、血統書などがちゃんとついてくるなど『商品』として受け取ることが出来ます。
純血種の子猫ばかりなので、成長してからの容姿や性質が分かりやすいです。
ただ、ショーウインドウで大衆の目にさらされていてストレスに溜まっていることがある、などがあります。
生き物をお金で取引するので、ある程度覚悟を持ったうえで購入を検討しましょう。

・ブリーダー
ブリーダーから猫を買う場合は、様々な知識を持っている専門家から購入できる利点が大きいですね。
中には、猫のケアをロクにせず、とにかく金もうけのために子猫を次々に産ませているような悪徳ブリーダーもいますので、注意しましょう。
優良なブリーダーは、「キャッテリー」と名前のついたところから選ぶとより良いです。
ブリーダーから猫を購入するときは、必ず見学に行くようにしましょう。ペットショップとは違い、事前の予約が必要です。

・保護施設
猫を保護している施設にて、将来パートナーになるかもしれない猫を探すこともできます。
保護猫の里親になる利点としては、やはり殺処分になる可能性があった命を救えることです。
保護猫の場合、生体代はかかりませんが、ワクチン代や不妊手術代が必要となる場合があります。また、譲渡の条件があることもありますので、しっかりと確認しましょう。
条件が厳しくなるのは、過去に無責任に里親になり、すぐに保健所に預けたり捨てたりするなどの悪行を行った人がいるためです。
譲渡型の猫カフェも増えていますので、利用してみると良いでしょう。

・動物病院
動物病院が掲載してる里親募集の張り紙や、ネットでの情報で猫を引き取る方法です。
近くの病院へ、問い合わせてみるのも良いでしょう。きっと歓迎されることと思います。
引き取る際に主治医がついているというのは、ほかの引き取り方と比べて大きな利点として考えられます。

・猫を拾う
子猫が捨てられていた、衰弱した猫が助けを求めてきたなどで、いたたまれなくて保護する方も、多いのではないでしょうか。
捨てられた猫を保護するのは、人を介さないで里親になる、という状態です。
野良猫は、大抵が寄生虫をお腹に持っていたり、耳ダニがいたりするので、保護した後はなるべく早く、動物病院へ連れて行くといいでしょう。

また、捨て猫だと思ったら飼い猫だった。というトラブルも起こる可能性があるので、ちゃんと市町村の役所、警察などに飼い主からの問い合わせがなかったか、などを確認しましょう。

「年齢」「性別」「毛色」などで性格が変わってくるようなので、様々なポイントを参考にして自分に合う猫を選べるといいですね!
また、猫と出会う場所もいろいろあります。
まず自分がどんな猫を欲しいのかを決めて会いに行ってもいいですし、会いに行ってからビビビ!と運命の出会いをした子に決めてもいいかもしれませんね。

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子猫を迎える際の、飼育用具や費用を知りたい!

いざ、子猫を迎える、となったら飼育用具は何を用意したらいいのでしょうか?
また、どれくらい費用がかかるのかをみていきましょう。

<飼育用具>

・トイレ関係
決まった場所できちんと排泄ができるように、専用のトイレや猫砂、掃除用のスコップを用意することが大切です。
猫は犬に比べて、トイレのしつけがしやすい動物です。トイレと砂を用意してあげると、自然とトイレの使い方を覚えてくれることが多いです。
猫用のトイレは、シートを替えるタイプやトイレ砂を入れるタイプなど、いろいろな種類があるので、飼育環境に合わせて用意してあげてください。

・食器
食器は、食事用と水飲み用の2種類を用意するようにします。
食事用の食器は、食べやすいように「浅め」で、かつ食事をしている際に動いてしまわないようにある程度重量があるもの、水用の食器は、やや重さがあって安定感のあるものが適しています。

・フード
子猫に合ったフードを選んであげてください。まだまだ筋肉が発達していく途中なので、タンパク質が多いごはんが必要です。
「動物愛護法」では、生後55日たたない猫の販売を禁止しています。生まれたて~1か月ぐらいの間に出会うことはほぼないので、この時期のフードについて心配する必要はないでしょう。
もし野良猫の子猫を保護してしまった場合は、母猫の母乳に近いミルクをあげる必要があります。

・ベッド
迎え入れたばかりの子猫は、慣れない環境の中で不安になっています。
ベッドは、静かで適度に日当たりが良く、風通しの良い場所に置くことが好ましいです。
子猫は自分の匂いが付いた毛布やシーツがあると安心するので、可能であれば、子猫をお迎えしたブリーダーやペットショップから、その子が使用していたものを一緒に貰っておき、それを敷いてあげるといいでしょう。

<費用>
基本的には毎月かかる費用としてはキャットフード代やトイレ砂代などです。月に¥6,000くらいが目安です。
具体的に見ていきます。

・猫用トイレ+トイレ砂・・1000円~3000円
猫用トイレにはスタンダードな箱型以外にも、カバーが付いたタイプなど、さまざまなタイプがあります。猫砂もいろいろなタイプがあり、猫により好き嫌いがあります。

・キャットフード・・600円~
キャットフードには大きく分けてドライフードとウェットフードのふたつのタイプがあります。
ドライフードも小魚などいろいろなものが入っていたり、ウェットフードも趣向性が高く、缶詰に入ったものからおやつにあげるものなど様々な種類があります。
猫の主食には「総合栄養食」と書かれたキャットフードを与えます。
近年では猫の健康を考えて飼い主が、キャットフードの質を上げている傾向があるようです。

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子猫を迎える際の注意点。

・授乳
本来、生まれたての時は頻繁に母猫の母乳を飲んで栄養を付けていく時期。
母猫がいない場合の子猫は家での授乳が必要です。
まず用意するのは、子猫用のミルクです。母乳に近いものを用意しなければいけないので、費用がかかってしまいますが、生まれて間もない子猫は乳糖を分解する酵素を持っていないので、子猫用に作られたミルクを用意しなければいけません。
基本的には子猫が欲しがった時に与えられるようにしておきましょう。
スポイトや、子猫用の小さい哺乳瓶を使って少量づつ飲ませてあげましょう。

・保温
生まれて2か月未満の子猫の場合、子猫の体を温めてあげる注意も必要です。室温は25℃、子猫のベッドは30~35℃程度に設定しましょう。
体温が低くなりすぎると、死亡の原因にもなってしまいます。
子猫を拾ったら、まずはその猫の体温を確かめることを忘れないようにしましょう。

・排泄の促し方
通常、生まれたての子猫は、母猫にお尻をなめてもらって、排泄を促されています。
子猫がトイレを覚えるまでは、きちんと排泄するための世話をしてあげましょう。
ミルクを飲ませる前と後で、ガーゼや脱脂綿でお尻を軽く拭いて、排泄を促してみましょう。
排便は24~36時間に1回程度が目安です。もし1週間以上排泄がない場合は、獣医師に相談してください。

・安心できるスペースを作る
自分だけのスペースがあると、落ち着いて暮らすことができます。
子猫はマイペースでのんびりしていて、繊細な面があるため、自由に、気ままにいさせてあげるようにしましょう。

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まとめ

猫を飼う際の注意点や猫を飼うにはどれくらい費用がかかるのかもわかりましたね!
今は少子化も関係しているのか、ペットを飼う人が増えており、猫を飼う人も同時に増えているようです。

前述したように、猫と出会える場所もいろいろとあるので、10年~20年ともに生活をするパートナーを探しに行くと思うとワクワクしますよね。
私も猫を4匹飼っていますが、すべて拾った猫で出会いは運命的であの時出会っていなければ二度と出会えていなかった、まさに一期一会だったと思います。

どんな猫と合うかどうかは、そのときならないとわからないので、楽しみですね!
きっとその時の自分に必要な相性の猫ちゃんが現れてくれるでしょう。

前もって、注意点を認識し準備をした上で、子猫を迎え入れてあげるといいですね。


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