公園や畑、家の庭で見かけることのあるニホンカナヘビはとても身近な存在ですよね。
今回はニホンカナヘビの飼い方、世界にいるカナヘビの仲間達の紹介と、楽しくなれるカナヘビとの付き合い方についてお話しします。
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目次
<目次>
世界中の主なカナヘビの種類 |
ニホンカナヘビの飼育方法 |
ニホンカナヘビを幼体から育てるには?そして餌は? |
ニホンカナヘビの楽しい飼い方 |
まとめ |
世界中の主なカナヘビの種類
ニホンカナヘビは日本固有種ですが、世界中に分布するカナヘビの仲間達がいます。世界の主なカナヘビをご紹介しましょう。
ニワカナヘビ
体長は20cmから30cmほどで、ユーラシア大陸に広く住むカナヘビで、縞模様の中にヒョウのような斑点模様が特徴的なカナヘビです。
ミヤコカナヘビ
沖縄県・宮古島の固有種で、美しいグリーンの身体を持つカナヘビです。
ミヤコカナヘビは現在、飼育は不可能となっています。
コモチカナヘビ
ユーラシア大陸の主に北側に広く分布するカナヘビで、トカゲ類では最も北に住む種類で、日本では北海道に生息しています。
ホウセキカナヘビ
成体になると約80cmにもなる最大級のカナヘビです。
ヨーロッパ南部のイタリアやスペイン、ポルトガルに分布しています。
名前の通り美しい模様が特徴です。
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ニホンカナヘビの飼育方法
ニホンカナヘビはペットショップや爬虫類を扱う専門店で購入できます。価格は500円から1000円前後です。
ニホンカナヘビの飼育には爬虫類用のケースや水槽、爬虫類用の床材、シェルター、水、ライト(紫外線、ホットスポット)が必要です。
ケースに床材を敷き詰め、水飲み場を作ってあげます。
ニホンカナヘビは水をよく飲むので浅い水入れを用意して下さい。
水はいつでも新鮮なものが飲める様にして下さい。
シェルターとはニホンカナヘビが隠れるもので、ペットショップで購入できます。
外で採集した石や木などは寄生虫やダニ・カビなどを持ち込んでしまう可能性があるのでおすすめはしません。
ニホンカナヘビに限らず爬虫類は自分で体温調節ができないので、日光浴は欠かせません。
紫外線不足になると病気になってしまうので注意が必要です。
でも室内飼いだとなかなか日光に当てることは難しいので、日光浴のための紫外線ライトと、バスキングライトを使います。
バスキングライトとは、トカゲ類が暖まる場所(ホットスポット)を作るためのライトで、冬寒い時期にニホンカナヘビを冬眠させない様にする場合にも必要になります。
ニホンカナヘビのエサは昆虫で、コオロギやミルワーム、ワラジムシ、クモなどです。
他にカナヘビ用の人工エサもあります。
昆虫だけではカルシウム・ビタミンが不足しがちなのでカルシウムパウダーを振りかけて与えると良いです。
毎日エサを与える必要はないので成体なら3日に一度くらいで構いません。
エサはそのままおいても食べますが、しっかり食べているか確認したい時は、ピンセットでエサをつまんで顔の近くまで持っていくと食べてくれます。
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ニホンカナヘビを幼体から育てるには?そして餌は?
ニホンカナヘビを幼体から育ててあげるとよく懐きますよ。
幼体を入手したら、餌は成体になるまで(体長10cmから13cmくらいになるまで)毎日与えて下さい。
幼体でしたら昆虫ではなく人工の餌になれてもらうチャンスです。
成体から育てると人工の餌を嫌う傾向にあるためです。
しかしそれでも人工の餌を食べなかったら昆虫を与える様にして下さい。
ピンセットで与えると餌が食べやすいです。
エサは柔らかいもの(ワラジムシや小さなクモなど)がベストです。
ニホンカナヘビは、脱皮をして大きくなりますが脱皮には適度な湿り気がいるので脱皮を始めたら霧吹きなどで身体に水分を補給してあげて下さいね。
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ニホンカナヘビの楽しい飼い方
ニホンカナヘビが自然で暮らしていた様な環境作りがオススメです。
これはテラリウムといって水槽に水草や土、流木や植木を配置します。
小さな自然を生み出すことができるので癒されますし、ニホンカナヘビの動きも観察できるので、是非チャレンジしてみて下さいね。
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まとめ
ニホンカナヘビは爬虫類を初めて飼う方にも飼いやすいです。身近な生き物ですが飼ってみると新しい発見があるかもしれませんね。