モモンガとムササビとヤマネの違いは?飼育できるのかや何類で鳴き声は?

 名前を聞いたことがある方は、沢山いると思いますが、『モモンガ』と『ムササビ』と『ヤマネ』が、いったいどんな生物なのか、皆さんは、知っていますでしょうか?

それぞれの特徴について、じっくり観察したことはありますでしょうか?今回は『モモンガ』と『ムササビ』と『ヤマネ』の特徴やその違いについて、ペットとして飼育が可能なのか?やその鳴き声などについて、紹介したいと思います。

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目次

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『モモンガ』と『ムササビ』と『ヤマネ』は仲間なの?
『モモンガ』『ムササビ』『ヤマネ』それぞれの違いについて
ペットとして飼育は可能なの?
それぞれの鳴き声について
まとめ

『モモンガ』と『ムササビ』と『ヤマネ』は仲間なの?

 『モモンガ』『ムササビ』『ヤマネ』がそれぞれ、どんな生き物なのかを調べてみました。

・モモンガ

 モモンガは、リス科でモモンガ属の小型哺乳類です。ヨーロッパやアジア、北アメリカなどに様々な種類が分布しています。日本にも固有種の『二ホンモモンガ』や『タイリクモモンガ』の亜種『エゾモモンガ』が北海道に生息しています。前脚から後脚にかけて張られた飛膜を広げて滑空することができます。主に森林地帯に生息し、その一生のほとんどの時間を、木の上で過ごします。 体長は14cmから20cm、尾長は10cmから14cm程で、体重は150から220gです。食性は雑食で、基本植物食ですが昆虫を食べることもあります。冬眠はしません。野性化での寿命は5年程度と言われています。

・ムササビ

 ムササビは、リス科でムササビ属に属する哺乳類です。ムササビは日本の固有種で、本州、四国、九州などに生息しています。モモンガと同じように、木の上で生活し、両手を広げて飛膜を使い、グライダーのように滑空します。120m以上滑空することができ、その速度は秒速最大16mにもなると言われています。体長は27cmから49cm、尾長は28cmから41cmで、体重は700gから1500g程で、国内に棲むリス科の中で、最も大型の哺乳類といわれています。食性は植物食で様々な樹種の葉や花、果実や樹皮などを食べて生活をしています。冬眠はしません。野性化での寿命は10年、或いは6年程と考えられています。

・ヤマネ 

 ヤマネ科でヤマネ属の小型の哺乳類で、ヨーロッパの各地に生息している、ヨーロッパヤマネや、アフリカ東部に生息するアフリカヤマネ、ヨーロッパ・アジア・アフリカ北部に生息する、メガネヤマネなどの種類がいます。日本には、固有種のニホンヤマネが生息しています。本州、四国、九州、島後に生息が確認されています。ニホンヤマネは数百万年前から生息しており、生きた化石と呼ばれています。1975年に日本の天然記念物に指定されました。体長は6.8cmから8.4cm、尾長4.4cmから5.4cmになります。体重ですが夏季は14gから20g、冬眠前には34gから40gに変動します。夜行性で主に木の上で生活をし、木の枝から木の枝へと渡りながら移動をしています。食性は雑食性で、主に昆虫を食べますが、木の芽や果実、種なども食べます。野性化での寿命は3年程だと言われています。

ヤマネ
出典:(ヤマネ - Wikipedia

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『モモンガ』『ムササビ』『ヤマネ』それぞれの違いについて

  それぞれの生態について調べた結果、違いがあることが分かりました。

・種類について 

 モモンガとムササビは同じリス科の生物でしたが、ヤマネはヤマネ科の生物だという事が分かりました。

・滑空できる?

 モモンガとムササビには飛膜があり、木々の間を飛んで滑空することができますが、ヤマネには飛膜がないため、 木々をつたって移動することが分かりまた。

・大きさ

 モモンガは、体長14cmから20cm、尾長は10cmから14cm程で、ムササビは、体長27cmから49cm、尾長は28cmから41cm。ヤマネは、体長6.8cmから8.4cm、尾長4.4cmから5.4cmと、大きさにもかなりの違いがあることが分かりました。三種の中で、ムササビが一番大きいことが分かりました。

食性

 モモンガとヤマネは雑食性ですが、ムササビは植物食性だということが分かりました。

・冬眠 

 三種の中で冬眠を知るのはヤマネだけだということが分かりました。

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ペットとして飼育は可能なの?

 まず、『モモンガ』ですが、日本に生息しているモモンガは個体数が減少しているため、飼育の許可がされていません。以前はタイリクモモンガも飼育が許されていましたが、外来生物法により規制が厳しくなった為、現在は、アメリカモモンガのみ飼育することができます。昨今、フクロモモンガがペットとして人気がありますが、フクロモモンガは有袋類のためモモンガとは別の種類になります。次に、『ムササビ』ですが鳥獣保護法で規制されているため、現在飼育することはできません。『ヤマネ』ですが、二ホンヤマネは鳥獣保護法で規制がされているため飼育できませんが、外来種のヨーロッパヤマネやアフリカヤマネなどは飼育することが可能なようです。

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それぞれの鳴き声について

 モモンガは「キュル、キュル、キュル」と高い音で小鳥のさえずりのような鳴き声を出しますが、ムササビは「ギュルルル、ギュルルル」と大きな声で鳴くのが特徴です。体も大きいので鳴き声も大きくなるようです。ヤマネは普段は、あまり鳴かないようですが、「キュ、キュ、キュ」と小さな声で鳴くことがあるようです。

ヤマネの鳴き声

アフリカヤマネの鳴き声 ( African Pygmy Dormice

モモンガの鳴き声

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ムササビの鳴き声

ムササビの鳴き声

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まとめ

 今回は『モモンガ』と『ムササビ』と『ヤマネ』の特徴や違いについて、ペットとして飼育ができるのかどうか?などを紹介させて頂きました。ムササビとモモンガは同じリス科でしたが大きさにかなりの違いがあることが分かりましたね。ヤマネはムササビやモモンガと比べると大きさにかなりの違いがあることが分かりました。もし動物園に行く機会がありましたら、それぞれの特徴や違いについて、じっくりと観察をしてみて下さい。

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