道を歩いていたら偶然にも野良猫の子猫を見つけてしまった!という事はありませんか?もしかしたら捨てられてる子なのでは…?なんて経験をされている方は多いと思います。
私も過去に何度かそのような経験をしていまして、ダンボールに入った子猫は何を食べるのか、いつ病院に連れていけばいいのかなど、必死に調べたものです…
家に連れて帰って飼いたいけど…そんな時一体どうしたらいいの!?と思った方は必見(*^^)
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目次
<目次>
野良猫を見つけて拾う時、どのような事に気を付けたらいいの? |
拾った野良猫の子猫の保護と家で飼いたい時の準備 |
野良猫の子猫の育て方 |
野良猫を拾ったままで飼うのは危険!猫から感染する病気の対処法を知っておこう! |
まとめ |
野良猫を見つけて拾う時、どのような事に気を付けたらいいの?
まず野良猫を見つけて拾う時、一体どういう事に気をつければいいかわからないですよね。
絶対にチェックしたい大切な事をお伝えします!
- 本当に一匹なのでしょうか?周りに親猫がいないか確認をしましょう。
- 子猫は好奇心が旺盛です。小さい時は人間を怖がらずに近づいてきている場合があります。
- 一匹のように見えても、近くに母猫がいる場合があるので注意が必要です。
- 子猫の生後~4週間までは授乳中と呼ばれます。大体100g~400g程度の重さをしている時期の子猫です。
- 授乳期の子猫は母猫の母乳で育ちます。
- 母乳の中には「移行抗体」と呼ばれる免疫抗体が入っています。これは子猫にとっても大切です!
- 生後4週間まで、この「移行抗体」に入っている免疫抗体を得る事により病気にかかるリスクを減らす事ができます。この「移行抗体」は生後4週間~徐々に体内より消失し、自分で免疫抗体を作るようになります。
- 授乳期の子猫だった場合は、離乳をするまで無理に保護するのは得策ではありません。
もしすぐさま保護をしないと子猫や母猫に危険性がある場合は、下準備をしっかりとした上で捕獲に臨みましょう。
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拾った野良猫の子猫の保護と家で飼いたい時の準備
すぐ捕獲は危険!まずは下準備をしっかりしましょう。
準備をしていないと逆に子猫を命を危険にさらしてしまう可能性があります。
ではどういった準備が必要なのでしょうか?
①子猫が落ち着くように小さめの箱を用意しましょう。毛布を敷いたり暖房器具を入れるのを想定したサイズがベストです。
②子猫が体温を維持できるようふわふわした毛布・タオル。場合によってはカイロや40度程度のお湯をいれたペットボトルを用意しましょう。
成猫の平均体温の38.5度~以上の熱さで長時間触れていると低温火傷してしまう可能性があるので、直接触れるように敷くのではなく、毛布の下やタオルに巻いたりなど工夫が必要です。
子猫が暑すぎる環境から逃げれるようなスペースも確保しましょう。
③ミルクの準備をしましょう。授乳期の子猫は生後2週間程度までは3-4時間おきに、2週間~4週間までは4-5時間おきに与える必要があります。
必ず子猫専用のミルク・哺乳瓶またはスポイト、針のない注射器を用意してください。
④保護したら病院に連れていけるならすぐに病院、難しいなら後日必ず行くようにしてください。
家庭で飼う場合、ある程度の準備が必要となります。
一番最初に何が必要なのかを書いてみました(^^)/
猫ハウス→掃除がしやすいようにプラスチック等の製品が望ましいです。子猫のうちは高い所に上り下りができませんので、適度な大きさのプラスチックの箱が清潔を保ちやすく過ごしやすい環境になるでしょう。
また上記に記述した毛布・タオル・暖房用品を入れてあげ、暑さから逃げれるスペースも同様に作りましょう。
猫トイレ→大体生後4週間移行から必要になります。箱は子猫用の物がしつけに最適です。猫砂はできるだけ粒が小さくサラサラした足ざわりの商品を選びましょう!
猫ミルク→子猫用専用の粉ミルクが必要です。人間用のミルクはNG!哺乳瓶・スポイド・針のない注射器もお忘れなく!生後4週間以降は離乳してウェットフードの準備が必要となりますので子猫用を準備しましょう!
お水入れ→生後4週間以降は離乳する為、水分がとれるよう新鮮なお水を用意しましょう。飲みやすい高さの器がベスト
子猫が歩き回っても危なくないよう、床にある物は片づけておきましょう!子猫の視線では危険が沢山です。思わぬ事故を未然に防ぐ準備を必ずしましょう(^^)/
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野良猫の子猫の育て方
生後4週間までは、母猫がいないのなら常にお世話が必要です。
最初は難しいですが、頑張って実践してみてください(^^)/
◆誕生~生後4週間まで(体重100g~400g)
子猫用粉ミルクをお湯で溶いて人肌まで冷まして用意をしましょう。
専用の哺乳瓶、スポイドにセットしてください。
先端は飲みやすいようにカットしたり穴をあけます。あまり大きくカットすると一気にミルクが出るので、ちょろちょろ出るぐらいがベストです。
腹ばいの姿勢にし、哺乳瓶やスポイドに角度をつけてゆ~っくり飲ませてください。最初は上手に飲めないので無理に出さないように!急ぐと気管に入ってしまう可能性があります。
むせてしまったら一旦様子を見てください。
お腹がパンパンになっていたら飲ませるのをやめて、また3-4時間後に授乳をしてください。
飲み付きが悪い場合はミルクの温度を確認して、人肌まで温めなおしてください。
次は排泄にチャレンジしてみましょう。
食事と排泄はセットと考えてください。
仰向けにして、濡らしたティッシュ・布・綿棒で肛門まわりをつついてあげて下さい。
おしっこがじわーっと出てきたら成功!中々でない事があるので、出るまでチャレンジしてみて下さい。どうしても出ない場合は少し時間をおいてみて下さい。
できるだけおしっこは毎食後にでるのがベストです。
うんちは授乳期に関しては毎日でるものではなく、1日置き、多くて2日置きにでますので焦らず出るまで待ちましょう。うんちも上記と同様の方法で出ます。
どうしても出ない場合はすぐ病院に行ってください。
食事と排泄ができたら、箱にいれて寝かせてあげましょう。
生後3週間が過ぎたらトイレの上に乗せて遊ばせてみて下さい。自然とおトイレをする場合があります。
これを毎日繰り返し、毎朝ご飯前に体重を測ってあげて下さいね。
体重が400gを超えてきたら、歯が生えてきて授乳期が終わりますのでいよいよウェットフードに切り替える準備です。
◆生後4週間~8週間まで(体重400g~1000g)
ウェットフードを用意しましょう。猫用のカリカリをふにゃふにゃにふやかした物でも構いません。
最初は少量にお水をかけてあげたりして食べやすくしてあげましょう。怖くて食べれない場合があるので、粉ミルクを少しかけてあげたら食べる場合もあります。
胃が小さいので少量を小分けにあげてください。
この頃にはおトイレも自身で出来るようになります。できない場合は排泄させてあげましょう。
◆生後8週間~
カリカリが食べれるようになってきます。
最初は固くて食べれないかもしれないので、慣れたウェットフードと混ぜながら少量ずつ与えましょう。
1日5回~位にわけて与えてあげるのがベストです。与え方や量はフードのパッケージ裏に記載されているので目安にして下さい。
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野良猫を拾ったままで飼うのは危険!様々な対処法を知っておこう!
拾ってそのまま飼うのは危険です!野良猫の場合は病気に感染している場合もあります。
一般的に多い病気が下記です。
①猫ひっかき病→引っかかれたり噛まれたりした場合、動物には常在しているバルトネラ菌が人間の傷口に入る事で化膿したり発熱を起こします。
これはノミの媒介によって起こるといわれていますので、ノミの駆虫薬を動物病院に相談して対処してください。ペットショップ等で売られているものは子猫に適さない場合があります。
②ノミ・ダニ→野生で生きてる限り、繁殖シーズンの7月-12月は大体子猫に寄生しています。
ノミやダニは人間にもくっついて家に入り、家の中で繁殖する場合があります。
子猫を迎えた日にすぐ動物病院にいき駆虫薬をもらってください。獣医師の判断で洗っていいといわれた場合は、子猫用のシャンプーで洗う事をお勧めします。
③寄生虫→野生で生きている場合、月齢によってはお腹に寄生虫がいる事が大変多いです。寄生虫は放置していると子猫の健康に害を与えますので、すぐに病院へ行って検査をしましょう。
④エイズ・白血病→元々野生の母猫が病気に感染しており、胎盤を通して子猫に感染しているケースがあります。
一定以上の大きさで血液検査にて判断する事が可能です。
これは人間にはうつらない猫同士の病気ですので、安心してください。
他にも猫パルボウィルスやカリシウィルス等があります。
これらから子猫を守る為には、授乳期の母猫の母乳と適切な時期にワクチンを接種する事である程度の免疫を獲得する事ができます。
定期的な子猫の通院は飼い主の義務となりますので、必ず怠らないようにしましょう(^^)/
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まとめ
意外と簡単そうには見えても、実際の子猫とは大変デリケートな生き物です。
構いすぎたり早くに色々な物に慣れさせようとしてしまうのではなく、ゆっくり慣れるのを見守りましょう。
皆様、正しい知識で良き保護猫ライフをお送りください(^_-)-☆