ディスカスの繁殖は難しい? 基本的な飼い方から混泳できる魚説明

ゆらゆら揺れる水面にそこに漂う熱帯魚。
淡水魚でありながら海水魚並みにカラフルで存在感ナンバー1といえばディスカスですよね。

丸型の形と鮮やかな色を持ち合わすディスカスは一度は飼ってみたい熱帯魚。
多くの人がアクアリウムを始めるきっかけとなるディスカスですが、その飼育難易度は低くありません。
「熱帯魚の王様」と呼ばれるディスカスの種類や特徴をきちんと理解し飼育に挑戦してみてください!

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<もくじ>

熱帯魚の王様!ディスカスの魅力
ディスカスの基本的飼い方
ディスカスと混泳できる魚説明
ディスカスの繁殖法
まとめ

熱帯魚の王様!ディスカスに魅力

水槽内を悠々と泳ぐ姿はまさに「熱帯魚の王様」と呼ばれる所以です。
特に円盤型の体系は他の観賞魚の中でも特に異彩を放っていますよね。

原産地はアマゾン川で1830年に発見されました。
発見直後から爆発的な人気で世界中へ広まり、多くのブリーダーにより品種改良がされて現在に至ります。

多くの人を魅了し人気がある理由として下記が挙げられます。

1.他の観賞魚には無い鮮やかな体色
2.種類の豊富さ
3.価格の幅広さ
4.繁殖時の行動

1の鮮やかな体色に関しては一度見たら納得いただけると思います。

ディスカスには縦に縞模様が入っていたり細かなスポットが入っていて、さらに赤、青、黄、グリーン等様々なカラーの品種がいます。
さらに成長するに伴い色調も変化していくので飼育し続けても飽きにくいのも特徴です。

2の種類の豊富さもそれに関連しており、カラーや模様別にも細かく分類されています。
最近日本で人気なのは「ブルーダイヤモンド・ディスカス」であり、特に縞が入っておらず目が赤い個体が3千円~数万円で取り引きされています。

3価格の幅広さも人気の理由です。
数百円の個体でも鮮やかな体色は損なわれていないので、初心者でも手を出しやすいです。
もちろんコアユーザーになると誰がどこでブリードした個体なのか、さらに原産国から直接輸入されたワイルド種にも手を広げるので、ディスカスの市場はアクアリウムの中でも活発といえるでしょう。

4の繁殖時の行動は個人的に一番好きな理由です。
ディスカスの繁殖方法は珍しく、ペアで子育てします。親魚が稚魚にミルクを与える姿はとてもかわいらしいので、後述するディスカスの繁殖法もぜひ読んでみてください。

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ディスカスの基本的飼い方

一般的な熱帯魚を飼う要領でディスカスをお迎えすると星になる可能性が高いです。
ディスカスの原産国はアマゾン川で一般的な熱帯魚よりもさらに高温となる環境で暮らしていました。

またディスカスは「繊細な性格」とも言われており、優雅に泳ぐその姿と反対にかなりストレスに弱く、拒食をしたり水質の変化や悪化に極めて弱いです。

以上のことがディスカスの飼育難易度は高いと言われている原因です。

では、具体的にどのような用意・対策をすればいいのでしょうか。

1.水槽

ディスカスを単独飼育する場合は60cm標準サイズから可能です。
複数のディスカスを飼育する場合は90cm以上必要となります。
ディスカスの成魚は18cmにもなり、中型サイズの観賞魚となりますし動物性の餌を好みますので水も汚れやすいです。
より大きな水槽を用意しましょう。

2.フィルター

水槽に合った規格以上のフィルターを用意したほうが安心です。
単独飼育の場合は上部式フィルターでも補えますが、複数飼育や混泳の場合はよりろ過能力の高い外部式を使用してください。
また水流には弱いので流れを弱くしてくださいね。

3.ヒーター

ディスカスの適温は28℃~30℃です。他の熱帯魚が好む28℃前後の水温を保つヒーターではディスカスには不向きなので、温度調整が可能なサーモスタットを用意しましょう。
ヒーターの容量は60cm標準水槽で150W、90cm標準水槽なら400Wを目安に35℃まで上げることの出来るサーモスタット式ヒーターを選んでください。

4.ライト

ディスカスを飼育する上でライトの必要性はありません。
しかし、ディスカスをより綺麗に鑑賞するためにライトを設置する人は多いです。
ディスカスの色を問わず人気が高いのは蛍光灯です。微妙な色のコントラストまで引き出してくれるのでおすすめです。

水槽や器具を用意したら、そこから最低一週間は水を回します。
水温とpHが安定したら必要に応じてテトラ系数匹をパイロットフィッシュとして投入し、さらに一週間見ます。
問題がないようでしたら、ここでやっとディスカスをお迎えします。

ディスカスの寿命は5年~10年と長い時間を共有しますのでお気に入りの子を見つけてくださいね。

一時間ほどじっくりと水合わせをした後、水槽に投入します。
投入したその日はライトもつけずエサもあげず、あまり水槽をのぞき込むようなこともしないようにしてください。

餌やりは成魚で1日2回~3回、5分で食べきれる量です。
動物性の餌を好みますので、ディスカスハンバーグ、冷凍アカムシ、人工飼料をバランスよく食べさせてあげてください。

水換え頻度は水槽の大きさやフィルターの強さにもよりますが、基本的に週に2回をおすすめします。
一度に変える量は水槽の1/3量を目安にしてください。

またディスカスは水を汚しやすい魚なので、ソイルなど底床は敷かないベアタンクにしているオーナーが多いです。
ベアタンクにすると掃除もしやすいですし、糞や食べ残しが砂地などに入り込まないのでより綺麗な水が保てれるのでお勧めです。

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ディスカスと混泳できる魚説明

ディスカスと混泳できる魚は多くありません。
まず水温の問題で、ディスカスの適温30℃前後に比べ普通の熱帯魚の適温28℃前後です。
さらに、ディスカスは中型魚で他の小さな熱帯魚では捕食対象とされてしまいます。
以下に混泳できる魚の一部を紹介します。

コリドラス

ナマズの仲間のコリドラスは水槽の底を生活圏とする底棲魚です。ディスカスとは生活圏がかぶらないため、干渉し合うことがないので混泳することが可能です。
しかし、コリドラスの中でも小さいミニコリ系は遊泳性も高いことから捕食対象とされてしまうため混泳させないようにしましょう。

クラウンローチ

出典:https://woriver.com/1491/

ローチはドジョウの仲間です。
中でもクラウンローチは体が大きくしっかりとした体形をしているので捕食されません。また生活圏もコリドラスと同じ底棲魚なのでディスカスと混泳が成功しやすいです。

アルティスピノーサ

出典:https://ameblo.jp/sava-staff1/entry-12239547730.html

アルティスピノーサは成魚で8cm~10cmまで成長するので、ディスカスの口に入る心配がありません。
また対応水温もディスカスに近いため混泳が可能な熱帯魚です。

特に混泳できない魚も紹介しておきます。

小型のエビ類

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

ミナミヌマエビやシュリンプ系、小さめのヤマトヌマエビはディスカスの大好物です。
一瞬で食べられてしまうので絶対に入れないようにしましょう。

プレコ

出典:https://ameblo.jp/salt-angler1990/entry-12428285709.html

オトシンクルスやプレコを水槽のお掃除係として入れるのも危険です。
プレコがディスカスの体表を舐めてしまいます。

エンゼルフィッシュ

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

ディスカスと生活圏がかぶる上にお互いが強い縄張り意識を持っています。
気性も荒い個体が多いため喧嘩になります。

他にも口に入るサイズの小型のテトラ系や生活圏が被る熱帯魚も混泳には不向きです。

基本的にディスカスには単独、もしくは同種の複数飼育を推奨します。

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ディスカスの繁殖法

他の熱帯魚に比べてディスカスの繁殖は難しいとされていますが、難しいからこそ稚魚が産まれたときの喜びはひとしおです。
またディスカス(シクリッド)の繁殖や子育ては他の魚では見ることができないため、一度は経験してみるのをお勧めします!
ディスカス繁殖可能時期は1歳~1歳半くらいから始まります。

雌雄ペアの個体を準備する

すでに水槽内にペアがいる場合は良いのですが、新たにショップから購入する場合は注意が必要です。
ディスカスは他のシクリッド仲間とは違い雌雄の判別がとても難しい魚なので、初心者がオスメス1匹ずつ選ぶのはとても困難です。
多少割高でもペアで販売されている個体を購入しましょう。

産卵筒

市販されている産卵筒を入れておくと、その筒を独占しようと他のディスカスを追い払うような行為をします。
二匹がヘッドダウンポスチャー(おじぎ)を繰り返し、いつも一緒に行動するようになればカップリング成立とみなします。

水槽

産卵用水槽に産卵筒とペアのディスカス2匹だけにします。
底床も入れずベアタンクをおすすめします。ヒーターの設定温度は28℃を目安とし、通常より低めにします。

産卵行動

産卵筒を見つめながら体を震わせたり、筒を口でつついたりしている行動が見られたら産卵は間近です。
夕方に産卵が行われることが多いため、ライトは消してあまり騒ぎ立てないようにしましょう。
また水流は弱め、もしくはこの時間帯だけは止めておいてください。

産卵

初産の場合は食卵する可能性が高いためネットをかぶせてあげます。
二回目以降の産卵の場合はそのまま親に見守らせます。

この時親魚は卵に新鮮な水を送るためヒレで仰ぐ姿が見られます。また無精卵や死卵を口で取り除いたり雌雄交互に世話をするところは必見ですよ。

孵化

産卵から約4日ほどで孵化します。

稚魚

主に産卵筒の中で過ごすのであまり目に触れることはできません。
たまに筒から飛び出してしまう稚魚もいますが、すぐに親魚が口に含み筒に戻します。(この姿も必見です)

ディスカスミルク

孵化してから三日ほどで、親魚の体からディスカスミルクを出すようになります。
産卵筒から出てくる稚魚が多くなり、そのうちこのディスカスミルクを食べるため稚魚たちは親魚に体着するようになります。
親魚の周りに稚魚がまとわりつく姿もディスカスの大きな魅力です。

稚魚のエサ

体着してから1週間ほどでブラインシュリンプが食べれるようになります。
最初は少しずつ与え、徐々に増やしていきましょう。
稚魚が5mm以上になれば親魚と同じエサを食べれるようになるので、そこまで育てば一安心です。

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まとめ

「熱帯魚の王様」と呼ばれるディスカス。
カラフルな体色と悠々とした泳ぎ方で根強い人気がある熱帯魚です。

通常の熱帯魚と同じような気持ちで挑むと失敗しやすいですが、ディスカスの適正温度と水を汚しやすい特徴さえ理解していれば誰でも飼育は可能です。

ディスカスの飼育に慣れてきたらぜひ繁殖にも挑戦してみてくださいね。
雌雄で子育てする魚は珍しいですし、親魚にくっついて回る稚魚のかわいさは必見ですよ!

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