水槽に発生するコケを掃除してくれる役目として有名なヌマエビ。
貝やオトシンクルスよりも細かなコケも食べてくれるので水草水槽には必須な生体ですよね。
でも今そんな脇役中の脇役だったエビが主役になり、様々なバリエーションカラーで巷を沸かせています。
記事の後半で紹介するキャンディシュリンプはブルーやイエロー等の色で水槽内をよりカラフルに彩ってくれるので必見です。
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目次
<もくじ>
エビ水槽の立ち上げ方 |
ヤマトヌマエビは繁殖できる? |
爆誕ミナミヌマエビの繁殖法 |
おすすめ!カラフルなエビの種類 |
まとめ |
エビ水槽の立ち上げ方
エビを飼育する上で必要な器具は、基本的に熱帯魚飼育に必要なものと大きく差はありません。
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビは魚を入れる前段階のパイロットフィッシュにも使われるぐらい比較的丈夫で育てやすいです。
水質により敏感なレッドビーシュリンプでなければそこまで神経質にならず気軽に取り組むことが可能ですよ。
水槽
小型水槽で挑戦できるので、女性にもお勧めです。
エビはもともと運動量も少ないのでボトルアクアリウムやお洒落なグラスリウムで飼育できます。
さらに水草があればポンプやろ過フィルターを使用せずに環境を維持することができます。
ポイントはエサの量を控えることで水の汚れを最小限に抑えること。
繁殖を考えず、生体を維持することを意識することで大きな失敗はしません。
心配なのは夏場ですが、高温度にも比較的強い種でもあるのでエアコンがある室内であれば大丈夫です。
留守にするなどあまりにも暑い日は小型ファンで十分冷却できるので一つ用意しておくと安心です。
水換え頻度
フィルター無しの場合は3~5日に1回
フィルター有りの場合は1週間に1回
夏場は水が高温になり汚れやすくなるのでもう少し頻度を上げてもいいでしょう。
また、一度に変える水の量は水槽の3分の1を目安にしてください。
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ヤマトヌマエビは繁殖できる?
ショップから購入してきたヤマトヌマエビが抱卵していたなんてことはよくあることですが、この卵は無事に孵るのかと言ったら、そのままでは孵りません。
なぜならヤマトヌマエビの幼生は汽水で育つからです。
もしヤマトヌマエビの繁殖を考えているのなら、産卵ケースを用意しましょう。
1.抱卵個体のエビの隔離
抱卵から1か月ほどで孵化し出しますので、それを目安にメスを産卵ケースに隔離してください。
お腹の卵が膨れ、中で動く様子が見えてきたら孵化間近となります。
2.孵化後
孵化を終えたメスは元の水槽に戻します。孵化直後の幼生が一番死にやすいので注意しましょう。
幼生を育てるには汽水を用意し、その中で育てます。
汽水は海水70%淡水30%で作ります。
3.幼生の餌準備
幼生はとても小さいので水中のプランクトンを食べます。
プランクトンはグリーンウォーターかインフゾリアという微生物の素で賄いましょう。
幼生は餌切れで餓死する死亡も高いので少ない量をこまめに与えるようにしてください。
ヤマトヌマエビを飼育下で繁殖させることはとても難しいです。
諦めずに何度も挑戦してくことが大事です。
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爆誕ミナミヌマエビの繁殖法
ミナミヌマエビはヤマトヌマエビより繁殖が簡単です。
スイッチが入るといくらでも増えるので逆に増えすぎて困る場合は注意しましょう。
ショップから20匹ほど購入し、水温を20℃前後で安定させておきます。
繁殖メインであれば他に魚を入れないほうが良いでしょう。
ウィローモスなどの水草やシェルターを入れておき、暫くすればメスが抱卵します。
(うまくいけば水槽内のエビ達がくるくると泳ぎ回る通称:抱卵の舞が見れるかもしれません)
抱卵してから約2週間~4週間で孵化します。
孵化した稚エビはヤマトヌマエビの幼生と違い既にミニチュアのエビの形をしています。
小さいので見つけずらいし、モス等の水草に隠れてしまいますが。
エサもヤマトとは違い特別に用意する必要はありません。
親と同じようにツマツマとコケや餌の残りを食べてくれるので大丈夫です。
注意する点
稚エビはめちゃくちゃ小さいのでフィルターの目に吸い込まれる可能性が高いです。
自分も実際経験しましたが、外部フィルターを掃除しようとタンク内を覗いたら稚エビがそこに数十匹いたのには驚きました。
吸い込み防止対策としては、フィルタースポンジの目を細かいものに変えるか
二重にした排水溝のネットでフィルタースポンジを包んで対策しましょう。
水温を安定させ、外敵がいなくて隠れ家がある環境にしてあげることでミナミヌマエビは抱卵します。
ミナミヌマエビはスイッチが入ると爆埴することがあるので、一度繁殖させたい方は試してみるといいですよ。
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おすすめ!カラフルなエビの種類
チェリーシュリンプというのを知っていますか?
ミナミヌマエビを品種改良した種ですが、そのカラーバリエーションは30種以上もあるのです!
サイズはミナミヌマエビと同じぐらいなので、ヤマトヌマエビより掃除能力は劣りますがそのカラフルさは一度見てみると絶対虜になりますよ。
レッドシュリンプ
体全体が赤みがかかっています。ミナミヌマエビとして購入してもたまに赤みが強い個体がいますよね。
価格100円前後
ファイヤーレッド
上記のレッドシュリンプよりもさらに赤が強く出ている種。
水草の緑とよく生え人気があります。
価格150円~
オレンジシュリンプ
全身がオレンジ色ですが、ミナミヌマエビの茶色が少し薄くなったかな?ぐらいの気持ちの子もいますのでショップで選ぶときは慎重に。
価格200円~
イエローシュリンプ
蛍光色のようなはっきりとした黄色の種です。
ソイル上にいると映えてくれるのでお勧め。
価格250円~
ブルージェリーシュリンプ
別名クリスタルシュリンプともいわれています。
淡い水色をしていて、透き通ったような体色です。
価格200円~
ベルベットブルーシュリンプ
強く青が出ている種です。濃い青がとても綺麗で一度見ると嵌まります。かなりお勧めです。
価格300円~
他にもブラック、スノー、ルリー、チョコレート、グリーン等とてもカラフルで綺麗なチェリーシュリンプがいます。
ぜひ一度水草水槽でチェリーシュリンプを飼育してみてください。
水草の緑とカラフルなシュリンプがとても合いますし、ツマツマしてる姿も癒されます。
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まとめ
ヤマトヌマエビもミナミヌマエビも抱卵することは珍しくありませんが、ヤマトに関しては孵化してもそのまま落ちてしまうか
孵ったとしても淡水では幼生は育たないのでなかなか難しいものがあります。
ミナミヌマエビは基本的に水槽内の環境が最適であれば勝手に繁殖してくれます(笑)
他にもチェリーシュリンプを紹介しましたが、こちらはぜひともショップで実際に見ていただきたいです。
本当にかわいくて綺麗で、飼育するのもそんなに敷居が高くないのでお勧めです!