シベリアンハスキーを皮切りに何十年も前に起きた大型犬のブームから人気が衰えないゴールデンレトリバー。
ラブラドールレトリバーよりも長い被毛を持ち、優雅に佇む姿は一部の富裕層しか飼えないのでは?と思われていました。
今ではそんなイメージもなくなり、その姿に魅了された愛好家によって息の長い人気が続いています。
今回はそんな長年人気のゴールデンレトリバーについて説明していきます。
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目次
<もくじ>
ゴールデンレトリバーを飼う上でお金の心配 |
ゴールデンレトリバーの特徴を理解してしつけしよう! |
散歩頻度はどれくらい?ゴールデンレトリバーの運動量 |
ゴールデンレトリバーを飼うのは大変? |
まとめ |
ゴールデンレトリバーを飼う上でお金の心配
その姿のイメージからか「ゴールデンレトリバーを飼う人は富裕層」というイメージがついて回っています。
確かに何十年もの前では50万超えの子犬も取引されていましたが、そもそもペットショップというのは人気種に高値をつけるのでその時その時で値段は大幅に上下します。
では、今ではどのくらいなのかというとペットショップでは32万円から販売されています。
ですが、近年では小型犬のほうが人気が高いため大型犬は常備ショップに並んでいるとは限りません。
むしろ販売されていない方が多いので、あらかじめショップに電話するなどしてから出向くといいですよ。
ゴールデンレトリバーを迎えるに当たって他にお金がかかる場面は、その被毛の管理でしょうか。
月に1~2回はシャンプーをしてほぼ毎日ブラッシングをしてあげなくてはなりません。
ブラッシングは散歩帰りや毎日のコミュニケーションの一環としてこなすことが可能だとは思いますが、シャンプーに関してはやはりプロの手を借りたいところです。
水遊びが大好きなゴールデンレトリバーですので水を怖がることはありませんが、やはりその大きな体形と被毛の長さと多さがネックです。
大きな洗い場が必要ですし、きちんと洗わないとシャンプーが残って皮膚がかぶれたりします。
もちろん洗った後はドライヤーで毛を乾かしてあげないと風邪をひいたり、せっかく洗ったのに生臭くなってしまいます。
ゴールデンレトリバーに一番お金がかかる面はグルーミング代でしょう。
ゴールデンレトリバーは大型犬ですのでだいたい8.000円前後でシャンプー、爪切り、耳掃除、肛門回りの毛のカット、足裏足元のカットすべてやってもらえます。
これを毎月1~2回です。なかなか無視できない値段なのであらかじめ知っておきたいことですよね。
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ゴールデンレトリバーの特徴を理解してしつけしよう!
ゴールデンレトリバーの特徴として一番に挙げられるのは人と一緒に働くことに喜びを感じることです。
穏やかな性格と人に寄り添うことを得意としているので盲導犬、介助犬、聴導犬などのサービスドッグとしてお仕事しています。
逆に不向きなことは「番犬」としての役割です。
他の犬や人とも友好的な関係を築いてしまう犬種ですので、物事に対し攻撃的な姿はあまり見せません。
好奇心旺盛で気が散りやすいので短期集中型
とても賢く、飼い主の話をよく聞く犬種ではありますが幼い性格の持ち主でもあるので集中力が持続しません。
しつけるときはダラダラと長い時間やるのではなく、短い時間をこまめに取って教えてあげるとよいでしょう。
リーダーウォーク
大型犬ですので、リードを引っ張られたら女性では負けてしまうこともあります。
好奇心旺盛で散歩中にハトやネコを見つけると引っ張ってしまうことが多いですし、子供が走ると遊べると思って追いかけようとします。
そんな時にうっかりリードを手から離してしまうと大変です。
なので、幼いころからリーダーウォークができるようにきちんとしつけしましょう。
主従関係もきちんと教え込まないと、あとから問題行動が起きた時に早めに対処できません。
「イケナイ」「ダメ」「マテ」を外でもできるようにしてください。
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散歩頻度はどれくらい?ゴールデンレトリバーの運動量
ゴールデンレトリバーなどのレトリバー種は「回収犬」という意味を持ち、猟主が撃ち落とした獲物を回収してくる役割を担っていました。
撃ち落とされた獲物が坂道険しい場所でも、池や川でも走って泳いで持ち帰ってきます。
それ故、その被毛は防水性が高く水の中でも陸地でも獲物をくわえて長時間活動できる体力と運動能力を持っています。
できれば毎日朝夕1時間前後の2回の散歩とさらに綱の引っ張り合いやボール遊びで、十分に体を動かしてあげてストレス発散させてあげてください。
週末にはドッグランに連れて行ったり、水遊びも好きなので海や川、犬用プールを使ってあげるのもおすすめです。
陽気で人と遊ぶことが好きな犬種なので、オモチャを使って遊びながらしつけすると集中力も持続していいですよ。
十分な運動量に満たないとストレスから問題行動が出てきます。
唸る。吠える。攻撃的になる。これらはゴールデンレトリバーの性格ではあまり見ない行動です。
頻繁に問題行動するようならストレスが溜まっていることも考慮して運動量を増やしてあげてください。
ゴールデンレトリバーを飼うのは大変?
毎月のグルーミング代ときちんと運動させてあげてストレス発散させること以外は他の大型犬とほぼ同等です。
その点同じレトリバー種のラブラドールレトリバーは短毛ですので少し手がかかるかもしれません。
ですがゴールデンは賢さと穏やかさを兼ね備えている犬種ですので、主従関係さえ築き上げればとても良いパートナーとなれることでしょう。
もし、ゴールデンレトリバーのお迎えを検討しているのであれば、パピー(子犬)から飼うことをお勧めします。
子犬のころからお世話をし、愛情をたっぷり注ぎ、一緒にいる時間が長ければ長いほど絆が深まりやすいのもこの犬種の特徴です。
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まとめ
ゴールデンレトリバーは富裕層しか飼えない時代はもう終わりました。
毎月1~2回のトリミング代が大型犬故少し高額ですが、特別なエサ代など必要はありません。
あとは他の大型犬と同等のしつけと運動量に注意すれば誰でも飼うことは可能です。
人に寄り添い、共に生きていくことに喜びを見出してくれる優しい犬種ですのでかけがえのない家族になれます。
ぜひお迎えする際にはパピー(子犬)から探していただけるとより絆が深まるのでお勧めです。