ネズミの飼育は可能?人気の種類や寿命と値段はどれくらい?

害獣として嫌われることの多いネズミですが、ハムスターはかわいいと人気があります。

そこで今回は、飼育可能で人気のあるネズミの種類や寿命と値段に基本的な飼育方法などについてご紹介します。

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目次

ネズミの生態とは?

今回ご紹介するネズミの生態は、日本に広く生息している10属20種以上いるネズミの、基本的な生態をご紹介させて頂きます。

一般的には、数匹~10匹程度の群れで行動されており、巣を中心として縄張りを張っており、他のネズミたちの侵入を排除します。

環境適応能力に優れており、広い範囲に分布しております。
1日に体重の1/3~1/4の量の餌を摂っており、雑食性で残飯だけでなく、昆虫、穀物類や種子、場合によっては共食いも起こすことがあります。
繁殖能力が非常に高いことも知られており、年間で4~6回の出産を行っており、一度に5~12匹の子供を産みます。

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ネズミの寿命は短い?

基本的には、1.5~3年程度が一般的となっており、ペットとして人気のあるハムスターは2~3年程度となっています。

しかし、最近ペットとして人気の出ているチンチラは10年、デグーが6~8年程度と言われているので、
ネズミの種類位によってまちまちなので、飼育する際はしっかりと平均的な寿命を調べておく必要があります。

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ネズミの種類は?

ジャンガリアンハムスター

英名:ジャンガリアンハムスター(Djungarian Hamster)
和名:ヒメキヌゲネズミ
体長:約7cm~13cm 体重:約30g~40g

ジャンガリアンハムスターは、人に慣れやすく飼育スペースが小さく済むため、日本ではペットとしての人気が高く、ドワーフハムスターの中では最も多く飼育されています。
ジャンガリアンハムスターはもともと茶褐色でしたが、飼育用に改良されているため、多くの毛色のジャンガリアンハムスターがペットショップなどで販売されております。

ゴールデンハムスター

英名:Golden hamster
和名:ゴールデンハムスター
体長:14cm~20cm 体重:100g~200g

背面は黄褐色で腹面は褐色がかかった白となっており、漫画やアニメでよく出てくるハムスターのモデルとなっております。
基本的に野生では、乾燥した岩場や砂地で生息しており、特定の巣穴を持たいため朝まで餌を探して20㎞を移動して、地面に他の動物が掘った巣穴を借りて生活しています。
頭数が少なく1930年に捕獲されて時には、絶滅寸前と言われており捕獲されて繁殖成功するまでは、「幻の動物」として扱われていた。

チンチラ

英名:Long-tailed chinchilla
和名:チンチラ
体長:25cm~26cm 体重:420g~600g

標高400m~1650mの地域に生息しており、山地の岩場でオス、メスと子供が集まり集団生活をしている。
また、生息数が減少している主な理由として、毛皮などを目的とした狩猟や、森林伐採・鉱石用の採掘などによる環境破壊などが挙げられる。

デグー

英名:Degu
和名:デグー
体長:12~20㎝ 体重:350g以下
野生化では山脈に暮らしているため、リスやチンチラほどではないが高脚力があり、齧歯類として耳や視力の性能が高いのも特徴の一つになります。
デグーの習性として、体を綺麗にすることを目的として、定期的に砂遊びをするため、糞尿の匂いや体臭などはほとんどしません。
また、知能が高く人間の3歳並みにあるそうです。
集中力や学習性があるため、頭のいい個体であれば簡素な学習行動や芸を仕込む事が可能です。
ヨーロッパなどでは、ペットとして比較的人気のある種となっています。

ハツカネズミ

英名:House mouse
和名:ハツカネズミ
体長:20~25㎝ 体重:約10~25g

草地、田畑、土手、荒れ地、砂丘などの自然環境を始めとして、家屋や商業施設周辺など様々な環境で生息しています。
雑食性の為、穀物、草、昆虫類などを捕食しています。
ハツカネズミは、農業や家屋に被害をもたらすと考えられており、他のネズミのように疾病を媒介しますが、クマネズミ類ほど危険ではありません。

アメリカモモンガ

英名:Mexican flying squirrel
和名:アメリカモモンガ
体長:21~26㎝ 重さ45~113g

アメリカモモンガは夜行性で、ブナなどの木から果物やナッツなどを食べます。
主の生息地として、落葉樹林または混合林の方で見られます。
アメリカモモンガは非常に社会的な哺乳類のため、大きなグループで一緒に飛んで餌を探しているのが観察されています。

キタリス

英名:Eurasian squirrel
和名:キタリス
体長:19~23㎝ 体重250~340g

長い尾は、木から木へジャンプしたり、枝に沿って走ったりする時にバランスを取る際に役立ち、睡眠中は体を暖かく保つことができます。
キタリスは針葉樹林と温帯広葉樹林の両方で見られます。
キタリスは単独で生きるため、他の子と食べ物を共有することを嫌がります。

シマリス

英名:Chipmunk
和名:シマリス
体長:18~25cm 体重70~120g

アジア付近で生息しており、亜種が日本国内にも生息しています。
頬の内側に頬袋があり、木の実などたくさんの食料を詰めて巣穴に運ぶことができます。
昼行性で単独生活を営んでいます。
樹上と地上の両方で生活するため、樹洞や地下に巣を作ります。

スナネズミ

英名:Mongolian gerbil
和名:スナネズミ
体長:11~13.5㎝ 体重:60~130g

モンゴルのスナネズミは、中国、モンゴル、ロシア連邦の方に生息しています。
スナネズミは社会的な動物で、野生ではグループを作って生息しています。
メンバーを識別する為に、彼らの匂いの感覚で識別していますが、馴染みのない香りを持っている人を攻撃して、しばしば殺すことが知られています。

ジュウサンボンセンジリス

英名:Thirteen-lined ground squirrel
和名:ジュウサンセンジリス
体長:17~31㎝ 体重:110~270g

毛並みは茶色がかっており、背中と横腹にある13本の縞は、白い斑点と連なる濃い茶色の縞と白っぽい縞が交互になっている。
昼行性で、特に暖かい日にはとても活動的になります。
理想的な生息地だと集団で生活することが多く、基本的に単独生活のものと、僅かな群れを作って生活することが多いです。

タイリクモモンガ

英名:Russian flying squirrel
和名:タイリクモモンガ
体長:15~20㎝ 体重:100~120g

夜行性の為、日没後から日の出前後にわたって活動します。
基本的に樹上性で飛膜を用いて滑空し、花・葉・枝・種子などを食べています。
造林地では発芽を食害したり、小鳥繁殖用の巣箱に入る事で間接的な邪魔をしたりと、迷惑を掛ける事もありますが、一部地域では絶滅しており、森林分断化の悪影響を受けてほかの地域も減少傾向にあるようです。

トビウサギ

英名:Springhaas
和名:トビウサギ
体長:35~43㎝ 体重:3~4㎏

頭部が短くて吻が高く、耳介が大きいうえに長くウサギのように見えるため、名前の由来になっています。
アフリカの東部と南部にある、サバンナや半砂漠地帯に生息しています。
群れを形成することがなく、単独もしくはペアで生活しており、基本的には夜行性のため、昼間は地面に掘った巣穴の中で休んでいます。

プレーリードッグ

英名:prairie dog
和名:プレーリードッグ
体長:30~40㎝ 体重:500~1500g

毛色は淡い茶色で、生息環境は一夫多妻制の為、コテリーと呼ばれる家族を形成しています。
縄張り意識が高いため、縄張り争いでは敵対する雄を生き埋めにすることもあります。
プレーリードッグは身長より高く育つと、視界を遮られてしまい天敵を発見できないため、視界確保のため巣穴周辺の草を刈り取るため草原があれることはほとんどありません。
逆にプレーリードッグがいなくなった草原は荒れて、砂漠化が進んでしまうため、自然環境で重要な役割を果たしています。

モルモット

英名:Guinea pig
和名:テンジクネズミ
体長:20~40㎝ 体重:500~1500g

原産地は南米の方で、古代インディオの下で、野生種が家畜化された種となります。
元々乾いた高知の穴の中で生息していたため、高温多湿に弱い主となっております。
基本的に夜行性で、集団行動を基本としていた動物となります。
温和で好奇心旺盛ですが、とっても用心深く急激な環境変化で食欲がなくなることもあり、ストレスにとても弱い主となっております。

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ネズミの値段はどれくらい?

ネズミの生体価格は、希少性と種類などによって変動しますが、ペットとして一般的なハムスターでは1000円から5000円の間に収まることが多いです。
最近人気の出てきている、デグーやチンチラでは¥10000~¥35000など生体価格が大きく跳ね上がります。
特にチンチラは希少種のため高くなる傾向があります。
しかし、そのほかの種はチンチラほど高くないというのが特徴的です。
また、同様の種類でも様々な毛色があるため、毛色が希少であればあるほど生体価格の方も比例して上がって行きます。

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基本的な飼育用具

ネズミ系のペットを飼育する際に、準備するものとしては、ケージ・給水器・エサ皿・寝床・床材になります。
ケージに関しては、飼育する種類に合わせて購入するようにして、専用のものが無ければ、代用できるものを調べておきましょう。

給水器

給水器には、置き皿型と吊り下げ式など様々ありますので、生体とケージの大きさなどに合わせて選ぶことをお勧めします。

エサ皿

エサ皿は丸型で高さや重さ、材料で選ぶことができます。
材料の種類として、陶器、プラスチック、ステンレス、ガラスなどから選ぶことができるので、好みやそれぞれの機能性で選ぶことができます。
高さや重さに関しては、飼育するペットの種類によって変わってくるので、一度調べてからの購入をお勧めします。
寝床は素材とデザインから選ぶことができます。
よくある素材としては、陶器、プラスチック、木、布から選ぶことができます。
飼育されるペットの特性と好みのデザインから選ぶことになると思いますので、目的やゲージの環境で変わってくると思います。

床材

床材は、飼育するペットの生態系を考慮したうえで、床材に使用されている素材の特徴から選ぶことになります。

避けた方がいい床材

先に床材としてお勧めできない新聞紙やワラ、綿を素材としている床材について、ご紹介させて頂きます。
新聞紙は、吸水性が低いため尿を十分に吸ってくれず、ハウス内が湿った状態になりやいだけでなく、インクによって毛が黒くなってしまったり、インクの匂いを嫌うハムスターもいるので、手近で安く済みますが、総合的には床材向きとは言い難い素材となります。
ワラに関しては先端が尖っているため、目にけがをする可能性があります。
綿に関しては、誤飲の可能性が高いため窒息や腸閉塞を起こす可能があります。
なので、新聞紙、ワラ、綿に関しては、手間や安全性を考えると避けておきたい素材となるため、次に紹介させて頂く床材を使用することをお勧めいたします。

オススメの3種

今回はネズミ系でよく飼育されているハムスターでよく使用されている、ウッドチップ、ペーパーチップ、コーンチップを紹介させて頂きます。

ウッドチップ

ウッドチップは、ハムスター用の床材として最もスタンダードなもので、吸湿性や保温性に優れているのが特徴となります。
種類も豊富としてあるため、スーパーやホームセンターでも購入しやすいため手頃な素材です。
使われている木によっては、安価になったりハムスターが使いやすいなどの特徴もある為、ウッドチップの中で幅広く選ぶことができます。

ペーパーチップ

ペーパーチップは、紙を細かく切られて作られている床材で、低アレルゲン素材となります。
色が白ければ、糞や尿の色が付きやすいため、掃除が必要な場所を一目でわかるだけでなく、出血や下痢気味などの体調管理がしやすい特徴とクッション性もあるため、高いところから落ちても安心できる所も魅力となります。
しかし、ウッドチップよりも価格が高価となるだけでなく、ペットショップなどの専門店以外だと、あまり販売されていません。

コーンチップ

コーンチップは、トウモロコシの芯や粒を細かく砕いて作られている巣材になります。
食べ物を使用して作られているため、とても安全で口に入っても気にならないのが大きなメリットとなります。
木や紙の床材だとホコリが気になる場合がありますが、コーンチップではホコリもほとんど出ません。
コーンチップは安全性の高い素材ですが、比較的高価でペットショップでも取り扱いがないことも多いです。
また、食品素材のなるため掃除を怠ると、カビや腐敗のリスクがある事を覚えておく必要があります。

 

以上が基本的にマウス系ペットに必要な飼育セットになります。
種類によってひるようなものが変わってきますので、飼育するペットに合わせて、用具を集めてください。

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まとめ

今回の記事は以上となります。

  1. ネズミの生態とは?
  2. ネズミの寿命は短い?
  3. ネズミの種類は?
  4. ネズミの値段はどれくらい?
  5. 基本的な飼育用具
  6. まとめ

今回の記事でネズミ系のペットに興味を持って頂ければ幸いです。

ネズミの飼育といっても様々な種類がおり、それぞれ違いがあるので飼育方法も違うため、今回紹介した必要な用具では足りないものがあったり、全く別のものが必要な場合もあるので、しっかり調べてから飼育を始めるのをお勧めします。

今回は最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。
興味があれば他の記事もお読みいただければ幸いです。

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