現在コロナ禍で、海外旅行には中々行くことが難しい日々が続いていますね。
コロナ禍になる前は、たくさんの人が海外から日本へ来て、たくさんの日本人もまた海外旅行へ行っていました。
私もその一人で海外旅行が大好きで2年に一度は、2週間ほど海外旅行へ行っていました。
旅行に行く際に、ペットを飼っている方は頭を悩ませる一つが、今回のテーマでもある一緒に連れていくか、預けていくかだと思います。
私も、猫を飼っていますので、国内国外問わず、旅行に行く時はどうしようかな~と考えるところです。
今回は、海外旅行に猫を一緒に連れていく場合の手順や必要なもの、日本で預けていく場合どうしたいいのか、などをみていこうと思います。
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目次
猫を海外旅行に一緒に連れていく場合。
猫を飼っている人にとっては大切な家族の一員。そんな大切な猫をを置いたまま数日間の海外旅行に行くとなると、心配ですよね。
それなら猫も旅行に一緒に連れて行っちゃおう、という方もいるかと思います。
訪れる国や利用する航空会社によっては、日本国内を旅するときよりも簡単・快適に、ペットを連れて旅をすることができてしまうこともあります。
猫を飛行機や船で海外へ連れ出すときは書類上「輸出扱い」となります。
つまり、海外に連れていくときは輸出の手続きをしないといけないとうことです。
また、猫の健康管理を十分に行うことも重要です。
飛行機に乗って海外へ行くということはそれだけ長時間慣れない場所に閉じ込められているということです。
原則として、どの航空会社でもペットを「小荷物」として飛行機に乗せることができます。
ただし、ペットが客室に入れるのは一部の企画便のみとなっており、基本的にはペットは貨物室に預けることになります。
そのため健康な猫でも体調を崩しやすいのです。
航空会社の手続きによってさまざまな条件がありますので、規定を確認しておく必要があります。
出典:https://travelist.jp/column/cat_01/airplane-pet-sa11.html
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海外に一緒に行く場合の事前の準備は?
1)マイクロチップの装着
国際標準化機構(ISO)11784及び11785に適合するマイクロチップを装着してください。
マイクロチップの装着は、マイクロチップを取り扱っている動物病院で装着できます。
2)狂犬病の予防注射
マイクロチップを装着後、不活化ワクチン又は遺伝子組換えワクチン(生ワクチンは認められていま
せん)による狂犬病予防注射が2回以上接種されていなければなりません。
3)狂犬病の予防注射の再接種
2回目以降の狂犬病予防注射については、前回のワクチン接種日から30日以上あけ(前回の接種日を0
日とする)、1年間(または免疫有効期間)以内に接種してください。
4)採血及び狂犬病の抗体価測定
2回目以降の狂犬病予防注射後(2回目の予防接種日も含みます)、動物病院で採血します。なお、
採血は狂犬病予防注射の有効免疫期間内に行ってください。
5)輸出検査の事前連絡
日本を出国するためには、動物検疫所において出国前に狂犬病(犬の場合は狂犬病とレプトスピラ
症)についての検査を受けなければなりません。
検査を受けるに当たっては、事前(7日前まで*)に動物検疫所にご連絡いただき、輸出検査申請書を
提出するか、NACCS(動物検疫関連業務)を使用して申請を行ってください。
(*相手国の入国条件によっては、早めの連絡が必要になる場合があります。)
出典:https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/system/49.html
6)輸出検査(日本から出発)
指定検査施設からの検査通知書(0.5IU/ml(血清1mlあたり0.5国際単位)以上あること)が手元に届
いたら出国可能です。
輸出検査の申請をした動物検疫所に、犬又は猫を連れ、必要書類を持って検査に動物検疫所に行きま
す。
出典:https://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/shortstay.html#6
以上の手続き、準備や条件は、海外旅行先での滞在期間が短くても長くても必ず必要となります。
提出する書類は旅行先の国によって異なりますので、確認が必要です。
手間がかかりますが、一緒に猫と旅行するためにクリアしたいところですね!
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帰る時の準備は何をしたらいい?
1)狂犬病のワクチン 1回目
ワクチンは不活化ワクチン(inactivated / killed virus vaccine)です。生ワクチンはダメです。
2)狂犬病のワクチン 2回目
一回目から30日以上間隔を開けて接種します。
3)狂犬病抗体検査の採血
狂犬病抗体検査の結果通知書の発行
二回目のワクチンと同じ日に行って大丈夫です。日本の農林水産大臣が指定する検査施設に血液を送
ります。
出典:https://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/lab.html
4)180日間待機
狂犬病抗体検査の採血日を0日目として、日本到着まで180日間以上待機します。
採血日から2年以内に日本に到着する必要があります。
5)事前届出
日本に到着する日の40日前までに、到着予定の空海港を管轄する動物検疫所に事前に届出をします。
専用のPDFフォームに記入して検疫所に送信します。
問題がなければ「届出受理書」が交付されます。
「届出受理書」を印刷するかタブレットに入れておき、空港の検疫所に持っていきます。
専用のPDF:https://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/pdf/annai-notifi-cat20210721.pdf
6)輸出前検査 輸出国政府機関が発行する証明書の発行
出国前10日以内に、獣医に診てもらいます。
獣医が用紙を作ってくれて政府の輸出国政府機関の獣医官に結果を見せてくれます。
輸出国政府機関の獣医官が確認のハンコを押してくれた証明書を受け取ります。
この手順を日本にいる際にやってきた場合は、出国の際はそれ以降のものからやる必要があります。
たとえば、狂犬病のワクチンを接種し180日待機をしておけば、帰国の際に空港での待機は必要ありません。
海外は環境も違うので、できるだけ猫へのストレスがかからないように、心がけたいですね。
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海外旅行に行く際猫を預ける場合。
海外旅行に行く際猫を日本に置いていくのは少し心配ですよね。
旅行の期間や猫の性格によって、預ける方法を変えるといいかもしれません。
まず、猫は1~3日ほどの旅行でしたら、水やご飯をたくさん置いておけば大丈夫です。
自動給餌器などがあれば決まった時間にご飯を与えることができるので、とても便利です。
しかし、3日以上は少し心配になってきますので、下記にあげる方法を検討するといいでしょう。
・ペットシッターに頼む
期間が3日以上になる場合は、ペットシッターにお世話を依頼するといいでしょう。
猫は、環境の変化に敏感なのでペットホテルなどに預けるよりも慣れ親しんだ自宅にいる方がいいで
す。
ペットシッターは、お散歩、ごはん、トイレ等など、飼い主の希望に沿ってお世話をしてくれます。
https://www.petsitter.co.jp/ 全国展開のペットシッターサービス
・ペットホテルに預ける
ペットシッターは自宅でお世話をしてもらえる一方、『他人が留守中の自宅に入る』『家の鍵を預け
る』ことに抵抗がある方もいるかもしれません。
動物病院が併設されているペットホテルでは、体調不良になった時にすぐに対応してくれます。
ただし、動物病院併設のペットホテルでは、ほぼ1日中ゲージの中で過ごすこととなります。
周りに犬や他の動物もいるので、猫にとってはストレスがかかる環境となりますので、普段使ってい
る毛布やおもちゃなどを一緒に置いておいてあげるとよいでしょう。
猫専用のペットホテルなどは、ゲージフリーで、ペットシッターが自宅と同じようなお世話をしてく
れるような場所もあります。
猫のホテルの料金は、立地や部屋のタイプ、利用シーズンなどによっても異なりますが、猫1匹につき
1泊2,000~5,000円程度です。
・実家や友人に預ける
親しい間柄の実家や友人宅に預けたい、思う方もいるかもしれませんね。
前述しましたが、猫は環境の変化に敏感です。また、人見知りをする猫もいます。
慣れない家で、大きな声で鳴いたり、トイレではない場所で粗相をしてしまうことも考えられます。
旅行前から何回か知人宅に連れて行き、慣らしておくことをおすすめします。
普段使っているトイレと猫砂、食器といつも食べている餌は必ず持って行くほうがよいでしょう。
また、ベッドや毛布、おもちゃなど、自分のにおいがついているものも持って行けると、それだけで
安心します。
私は、旅行に行く際は友人に自宅に来てもらい、お世話をしてもらっていました。
動物病院併設のペットホテルに預けていたのですが、先生にご飯を全然食べないと言われて猫がゲージに入れられてストレスを感じていたのかな、と思いました。
神経質で人見知りな性格ということもあったかもしれません。
猫を預けるときは、猫の性格と、飼い主の安心面を考えて検討するといいですね。
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まとめ
海外旅行に行く際、猫も一緒に連れていくときの入国出国の時の準備、また、猫を日本で預けていくときはどうしたらいいのか、を見てきました。
愛する猫なので、一緒に旅行に連れていきたい!と思いますがその時の準備は海外なのでかなり大変です。
旅行先でいつでも、トイレがきちんとできる用意、ご飯をあげられる用意をしておかなくてはなりません。ですので、そのような準備をぬかりなくしたうえで、愛猫と旅行を楽しめるといいですね。
また、預けていく場合は、いくつかの選択肢がありますので、猫のストレスにならないように留守番ができる環境を作ってあげられるといいですね。
私は、猫を飼っていますが、以前海外旅行に行った際、上記に書いた選択肢の中にはない、「友人にペットシッターをやってもらう」ということをお願いしたことがあります。
私が飼っている猫は神経質で人見知りだったので、1日中ゲージの中に何日も入れておくのはとても心配でした。
また、ペットホテルは私の家の近くにはなく、気の知れた友人に猫のお世話をお願いしました。
猫も友人に会ったことがあるので、他人のペットシッターよりも安心と考えました。
猫と一緒に旅行に行くか、預けるか、迷いどころではありますが、どちらにしても多少なりとも猫にとってはストレスになることに違いはありません。
猫がいつも使っているおもちゃなどを、留守中や旅行中も使えるよう配慮し、安全で楽しい旅行になるよう心がけましょう。