アンゴラウサギとヤギの毛刈り一緒?獣毛繊維の違いと飼育や値段・費用は?

アンゴラ繊維って耳にしたことはありませんか?実はこれ動物由来なんです。

専門用語で「獣毛繊維」と言います。

普段何気なく着ている服にも貢献してくれる動物たち。

彼らの毛刈り方法やその繊維の特徴、そして飼育や値段、それらにかかる費用について調べてみました。

<目次>

アンゴラウサギとアンゴラヤギ
賛否ありの毛刈り方法と繊維の品質
アンゴラウサギの飼育方法
アンゴラウサギの値段と飼育にかかる費用
まとめ

アンゴラウサギとアンゴラヤギ

どちらも「アンゴラ」と名乗っているので分かりづらいですよね。

実は一般に「アンゴラ」と呼ばれる繊維はアンゴラウサギ由来のものを指します。

ではアンゴラヤギから取れる毛は何でしょう?
実はこれ「モヘア」と言うんです。

少しややこしいですよね?

賛否ありの毛刈り方法と繊維の品質

出典 Wikipedia アンゴラウサギ
出典 Wikipedia アンゴラヤギ

実は「アンゴラ」「モヘア」両繊維ともH&MやGAPなどアパレル各社が、2020年からその使用を取り止めています。

原因はその毛刈り方法です。

アンゴラは実に9割が中国産です。
問題はその毛刈り方法です。
羊毛などはバリカンで刈り取りますよね?

ですがアンゴラは異なります。

ウサギの毛を目一杯の力でむしるんです。中には皮膚まで千切れるウサギもいますがお構いなしです。

もっと酷いケースでは手足を固定し刃物で毛を剃ります。その際皮膚まで切ってしまいますがそれすらお構いなしです。

こういった動物虐待に抗議を兼ねて、各社アンゴラから撤退しています。

モヘアも同様です。

こちらは動物愛護団体によってSNSに投稿・拡散された一本の動画が原因になりました。

ヤギを無造作に掴む・ウサギ同様乱暴な毛刈りをする・放り投げたり殴る蹴る。叩きつける。

こちらも抗議活動をアパレル各社が展開しています。当然ですよね?

ただアンゴラはとても細く滑らかな手触りの繊維です。
軽量で保温性も優れており、防寒やファッションへの品質はピカイチです。
元が白いこともあり、あらゆる染色が可能な有能繊維なんです。

モヘアは太く長めの素材ですが、実に綺麗な光沢を持ちます。軽い上に吸湿性もあり、その用途は多岐にわたります。

本来獣毛種は一定の毛刈りをしなければなりません。人間側が虐待行為を大いに反省し是正しなければなりません。

How to shear an angora rabbit with electric clippers. German angora rabbit shearing tutorial.
英語字幕です。ドイツのアンゴラ毛刈りのチュートリアル動画となります。

アンゴラウサギの飼育方法

前述の通りアンゴラウサギは生涯毛が伸び続けます。人間が長さを管理しなければ呼吸や摂食に支障が起こり、死んでしまうのです。
定期的なトリミングは必要事項です。

また平均体重が3〜4kgに達するのでそれに準じたケージや運動スペースは必須となります。

長毛種なので排泄物などが体毛につき不衛生になりがちです。
汚れた部分をマメにケアするか、思い切って金網状の糞切りを用いてもいいでしょう。

餌はチモシーなどの牧草や市販のペレットが中心です。盲腸をフル活用できるウサギは質素な餌でも食糞で栄養を補えます。

ごくたまに果実や野菜をおやつとして与えてあげましょう。

毛繕いの際その長い毛が仇となり「毛球症」になり消化管などに閉塞が起こりやすい種です。おやつは食物繊維が豊富なものを中心にあげると尚いいでしょう。

注意すべきはその長毛により温度・湿度調節が極めて苦手ということです。
一般のウサギより室温・湿度は低めにしてあげます。

アンゴラウサギの値段と飼育にかかる費用

各カテゴリーに分けてまとめました※増量してカテゴリ増やして更新しました | アンゴラウサギ, かわいいウサギ, 珍しいペット
出典 Pinterest

生体価格はバラツキがあります。約5〜10万円といったところです。

ウサギとして高額ですよね?ペット需要は増えつつありますが、元々動物繊維を取るための家畜ウサギです。

ペットとしての流通ルート等はまだまだ不安定です。それらが確立すれば身近なウサギになると思います。

そして気になるのは費用です。ケージなどの初期費用は他種と変わりませんが、維持・継続費用が掛かることは忘れないで下さい。

既に話した様に長毛種なので、まずその体毛ケアが重要になります。

適切なトリミングを怠れば体毛で目・口・鼻などが塞がれます。清潔を保たなければシラミなどがすぐ発生します。皮膚疾患に繋がるので短いスパンでトリマーさんを頼らざるを得ません。

更に言うと寒い季節はいいのですが、問題は「日本の夏」です。世界的に見ても日本の夏はトップクラスの湿度・暑さなんです。常にコートを着ている様なアンゴラウサギにとって24時間の冷房は欠かせません。設定温度も22~23℃と低めの設定が必要です。

この様に全てのペットは生体そのものより、その後の飼育費用の方が遥かに大きくなります。

特にアンゴラウサギはその点が顕著に出る種類だという事を念頭に置きましょう。

アンゴラウサギを愛でながら命を考える(2019.02.16)

まとめ

少し驚かす様なことも書きましたが家畜として改良され、人間に寄与しなければ生きていけないウサギです。

飼い主さんの写し鏡の様な動物です。

過酷な歴史を持つ本種です。ぜひ迎え入れたら幸せなウサギに育ててあげて下さい。その時は必ず!飼い主さんも幸せなはずなんです。

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