愛猫と遊んでいる時や、人懐っこい野良猫をモフっていてひっかかれたり噛まれてしまうことが時々ありますよね。
深くひっかかれ、キズが残ったり噛まれた跡がなかなか消えない場合、多少は病気や感染症では?と不安になってしまいます。
もしかして、がんかも。不安な時はネガティブ思考になりますよね。
この記事では、猫のひっかき傷はがんの原因なのか?ひっかきや噛まれた後の傷処理法を解説していきます。
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目次
<目次>
ひっかき傷は癌の原因? |
ひっかき傷や噛み傷の危険性 |
傷の安全な処理方は? |
猫に対する最低限のしつけ方 |
まとめ |
ひっかき傷は癌の原因?
猫のひっかき傷を見ているとふと、何かの病気や感染症にかかってないか心配になりますが、「もしや、癌かも…」など不安になりますね。
結論を先にいってしまうと、ひっかき傷が原因で癌にはなりません。
なぜなら癌は、その人が持つ遺伝子自体が傷付いて起こってしまう病気だからです。ウイルス性の病気などとは全く違います。
なので、人間から人間は当然うつりませんし愛猫が癌でも人間にうつることはありえないのです。
人間同様、猫も癌になってしまいます。
高齢猫はかかりやすいですし、死因も癌がトップとなっています。
ましてや、愛猫が癌治療中だった場合にひっかかれたら癌になってしまうかも。
と、心配してしまう気持ちはよく分かります。
ですが、ひっかき傷を放っておいて何かの病気になってしまう可能性はあるので
解説していきます。
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ひっかき傷や噛み傷の危険性
愛猫と遊んでいたら最初は爪を立てずに手が出たり、甘噛み程度だったのが段々と興奮してしまい、爪を立ててひっかかれたり深く噛まれてしまう時がありますよね。血がにじむ程のひっかき傷や穴が開くほど噛まれてしまったのに、室内飼いの猫だし、きっと大丈夫と甘く見てはいけません。
死に至る危険性もある病気に感染してしまっているかも知れません。
詳しく見ていきましょう。
バルトネラ症(猫ひっかき病)
猫によるひっかきや噛まれることで発症。バルトネラ菌が原因となって腫れて化膿してしまいます。発熱や痛みも伴い最悪、意識障害と発展してしまいます。
パスツレラ症
猫の100%がパスツレラ菌を保有しており、傷口が化膿して呼吸器疾患や骨髄炎、外耳炎を発症。重度疾患で死亡に至ってしまったことが確認されています。
カプノサイトファーガ感染症
口腔内に常にある3種類の細菌が悪さをします。発熱・頭痛・吐き気が起こり重症化すると敗血症などへ。死に至る可能性がやはりあります。
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傷の安全な処理方は?
受けてしまったひっかき傷や噛み傷の安全な処理方についてです。
- ひっかかれたり噛まれた箇所を溜めた水ではなく流しっぱなしの水道水で良く流す。
- 血が止まらない場合は清潔なガーゼなどを傷口に当て圧迫しておく。
- 傷口を消毒液などで消毒する。
- 痛みがひかず、傷口の状態も悪ければ病院へ行きましょう。
猫に対する最低限のしつけ方
盲導犬のように絶対に歯向かうことなく服従させるということは猫には難しいかと思います。
でも、最低限のしつけ方があれば知りたいですよね。
できれば子猫のころに済ませることが望ましいですが、遊びの延長で本気で噛んできたらすぐに遊ぶのをやめて「ダメ」「いけない」などの言葉を目を見て何度も強めに伝えます。痛がったり騒いだりしないでください。
この後、すぐに遊び始めず可哀そうですがしばらく相手をしないでください。
噛んだら遊んでくれないと根気強く教えてください。
ひっかき傷に関しては、子猫のころから爪切りのクセを付けておいて普段から爪を切っておいてあげれば爪を立てられても深い傷は避けられます。
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まとめ
猫のひっかき傷や噛み傷で病気や感染症が気になりますが、癌が移ることはありません、他の病気のリスクがあるため痛みがひかないような時は病院へ行きましょう。
傷口はの正しい処理方で感染を防ぎましょう。
理想は子猫のころですが、噛み癖がある場合は根気よくしつけ方を試してみましょう。