一昔前は国内で「昆虫」そのもののコーナーを置いているショップはかなり希少でした。
個人的にはおそらく2000年初頭の「クワガタ・カブトムシ」ブームが発端だと思います。それ以前にもタガメやゲンゴロウなどの水生昆虫や、国内種のカブトムシの成虫・幼虫、鈴虫などは流通していましたが、そこに専門性は皆無だったと記憶しています。
外国産カブト・クワガタムシを発端にいわゆる「奇蟲」という分野もその地位を確立します。厳密には多足類・節足動物などですが外国産の「ヤスデ」「ムカデ」「ゴキブリ」「ダンゴムシ」…etc、他にも「タランチュラ」や「カマキリ」などの輸入種もバラエティに富んできました。
イベントなどでは当初細々とした展示でしたが、最近は専門店まで参加しているほどです。
なかなか他のイベント同様「昆虫のみに限定!」というのは厳しいですが、筆者が実際視た経験や伝聞・出品店などのHPを手掛かりに、可能な限り「昆虫類」に力を入れている国内イベントをご紹介していきたいと思います!
※残念なことに昨年からのコロナ禍により、企画の見通しが立たない団体がほとんどです。それこそ開催自体を禁止するような要請があれば中止せざるを得ません。逐一状況は変わります。行きたいイベントは直前のお問い合わせ・開催の有無の確認を推奨します※
※各団体は開催のためのありとあらゆる感染対策をHP、SNSなどで発信しています。他の愛好家の方たちやご自身の健康のためにも必ず!イベントルールは厳守してください。一人一人の自覚が今後のイベントの是非を握っています※
厳しく言いましたが、各個人自覚を持ち、終わりよければ全てよしの良イベントにするために協力していきましょう!
それでは早速ご紹介に移りたいと思います。
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昆虫展示即売会KUWATAフェスティバル |
BLACKOUT |
インセクトフェスティバル |
虫ばっか(ちゅ~ばっか) |
ぶりくら・とんぶり市 |
魅惑のいもむしけむし展 |
INSECT DISCOVER 2021(※開催中止) |
目次
昆虫展示即売会KUWATAフェスティバル
イベント名の通り完全に昆虫に特化したイベント即売会となります。
有限会社ワイルドプライドさん主催で横浜・名古屋を中心に開催されています。
ブログ・公式HPの更新は昨年から止まっていますが、逆にTwitter・YoutubeなどのSNSを使った先進的な広報が主体となっています。今後の開催状況もチェックしやすいイベントですね。
肝心の生体などは、購入者のブログなどから伺えるよう「痒いところに手が届きすぎる!」そんな印象を受けました。実に様々な昆虫類を取り揃えており、特にイベント名にもあるクワガタ・カブトムシなどはかなりのマニアック種を揃えています。
直近では横浜桜木町で行われるなど、交通の便・アクセスもしやすく、気軽に足を運べそうなイベントですね
開催予定日時・場所
※2021年5月現在予定※
- 7/11(日) 神奈川県横浜市『横浜・日石横浜ホール』
- 7/25(日) 愛知県名古屋市『愛知・名古屋企業福祉会館』
開催時間
- 7/11(日) 12:00 ~ 17:00(最終入場16時予定)
- 7/25(日) 11:00 ~ 17:00(最終入場16時予定)
入場金額
- 7/11(日) 12:00 ~13:15 小学生以上1000円(先行入場)13:15~16時予定 大人500円 小学生300円
- 7/11(日) 11:00 ~12:15 小学生以上1000円(先行入場)12:15~16時予定 大人500円 小学生300円
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BLACKOUT
この手の紹介記事では定番中の定番になったイベントです。
「昆虫・爬虫・珍獣フェア」と真っ先に昆虫の二文字が来るほど、実績・開催規模等申し分の付けようのない国内最大級イベントとなります。
直近では4/18(日)大阪でイベントを無事開催しています。会場が「京セラドーム大阪」とかなりの広さだったこと、そして大阪府独自の「コロナ追跡システム」の登録を参加義務にしたことが大きいでしょう。
次回開催は6/6(日)、東京都の「東京都立産業貿易センタービル浜松町館」ということです。若干の懸念はありますが、キチンとしたイベントなので出展者・開催者・来場客に「マスク着用義務」「COCCOA登録義務」などの何かしらの制約は課される可能性大です。
ルールに従い正しいイベント参加を心掛けて下さい。
開催予定日時・場所
6/6 (日) 東京都 ※予定 『東京都立産業貿易センター台東館』4F•5F 展示室
7/25 (日) 京都府 ※予定 『京都市勧業館 みやこめっせ』1F 第2展示場
8/28(土)8/29(日) 埼玉県 ※予定 『さいたまスーパーアリーナ』1F 展示ホール
9/26(日) 東京都もしくは神奈川県 ※予定 『産業貿易センター 浜松町館』もしくは『産貿ホール マリネリア』
11/7 (日) 東京都 ※予定 『東京都立産業貿易センター浜松町館』2F•3F 展示室
開催時間
11:00 ~ 17:00
入場金額
- 11:00 ~ (120分間) 先行入場 大人(中学生以上)1800円 子供(4歳以上)900円
- 13:00 ~ (90分間) 普通入場1 大人1000円 子供500円
- 14:30 ~ (90分間) 普通入場2 大人1000円 子供500円
- 16:00 ~ (60分間) 半額入場 大人500円 子供250円
※4歳未満は無料
特記事項
※各自治体のコロナ追跡システム導入必須
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インセクトフェスティバル
2020年度までは「埼玉インセクトフェスティバル」として長年開催されてきましたが、今年度から舞台を東京都に移し、名称も「第27回インセクトフェスティバル」と変更されました。
今年度は既に終了しましたが、2022年度の開催が決定しております。
初日は生体、二日目は標本中心とマニア心をくすぐるラインナップとなっており、その力の入れようが伺えます。
2022年度で第28回と90年代から続く老舗イベントであり、マニアの方々には欠かせないイベントです。
開催予定日時・場所
2022年 3/5(土)・3/6 (日) 東京都『東京都立産業貿易センター 浜松町館』2F
開催時間
- 3/5(土) 生態昆虫中心 12:00 ~ 16:00
- 3/6(日) 標本中心 10:00 ~ 16:00
入場金額
3/6(日) 標本主体 大人(高校生以上)500円 子供(小・中学生)300円
※3/5(土)は未定 HP未記載
特記事項
※検温必須(37.5℃以上の熱発者は入場不可)
※マスク着用必須
※緊急連絡先の記入
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虫ばっか(ちゅ~ばっか)
爬虫類中心のイベント「JUNGLE HUNTER」派生の昆虫に特化したイベントです。
残念ながら西日本中心のイベントとなり、首都圏近郊では開かれないようです。
県をまたいでの移動はご時世がら躊躇しがちですが「我こそは!」といった方々、是非遠征してみてはいかがでしょう?
開催予定日時・場所
- 7/24(土) ~ 8/15(日) 大阪府『みのおQ’sMALL』
- 9/5(日) 熊本県『熊本市流通情報会館』
- 10/24(日) 大阪府『もりのみやQ’sMALL』
開催時間
11:00 ~ 17:00
入場金額
500円(小学生未満無料)
特記事項
※小学生のみの入場不可(要保護者)
※各種障がい者手帳保持者入場無料
※65歳以上の証明ができる方入場無料
※障がい者・高齢者付き添い1名まで無料
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ぶりくら・とんぶり市
毎年2回、西日本・東日本の順で開催されるイベントです。
2021年度の東日本開催地は、すでにご紹介した「BLACKOUT」と同会場です。
この「東京都立産業貿易センタービル」は過去、東京レプタイルズワールドも開催地にしていたほど広く汎用性の効く施設です。
あくまで個人的な意見ですが、余程の時世の変化がない限り開催の可能性は大だと思います。
主に爬虫・両生類主体ですが、ナンベイオオタガメなどの珍しい水生昆虫や更に珍しい南米産のコオイムシなども見かけたことがあります。
昆虫第一!という方にはやや物足りない点は否めませんが、軒並み中止を決めるイベントが多いのが現状です。アクセスも不便ではないのでご来場されてみてはいかがですかね?
開催予定日時・場所
- 10/3 (日) 兵庫県『神戸サンボーホール』
- 11/17 (日) 東京都『東京都立産業貿易センター 浜松町館』
開催時間
未定(HP記載なし)
入場金額
未定(HP記載なし)
特記事項
※緊急連絡先記述必須
魅惑のいもむしけむし展
かなり今までとは毛色が変わります。
展示即売会系のイベントではありませんが、一風変わった企画イベントです。
兵庫県伊丹市昆虫館・箕面公園昆虫館でのみ行われる局地的なイベントですが、この手のニョロニョロ系に興味を持つ昆虫飼育者の方は意外に多いものです。
近郊にお住まいの方は一度足を運んでみてはいかがでしょう?
開催日時・場所
3/31(水) ~ 7/19(月) 兵庫県『伊丹市昆虫館』『箕面公園昆虫館』同時開催
開催時間
9:30 ~ 16:30(入館受付は16:00まで)
入館料
大人400円 中・高校生200円 3歳~小学生100円
※3歳未満無料
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INSECT DISCOVER 2021(※開催中止)
昆虫飼育者にはかなり著名なイベントですが、大阪府が開催地という事で残念ながら2021年度は中止が決定しました。
2022年の開催に向け関係者各位の方々が鋭意努力中です。
本来中止情報は乗せるべきではありませんが、皆さんに周知して頂きたく掲載しました。
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まとめ
この他にも調べた限りですが、各自治体主催の小規模イベントが多々開催されています。展示即売会ではありませんが体験学習の意味合いなど、様々な趣向が凝らされています。
ご家族などで地元広報などチェックして見てはどうでしょう?
イベント・展示即売会は残念ながら第四波の影響で、早々に中止を決めている団体も少なくはありません。
一般参加者についてもかなりの制限事項がありますが、今年度は「忍耐」の年です。
苦しい年ですがルール順守で健康に留意し「こんな年もあったなあ…」と思えるようなイベントにしていきましょう!